ランド円ショートコメント(2016年7月18日)

金曜にドル円が106円台前半へと円安が進行し、ランド円は英国国民投票直後の高値をわずかに更新したものの今回も上値を押さえられたという動きとなっています。

ランド円ショートコメント(2016年7月18日)

ランド円ショートコメント

リスクオンでランド円上伸

まず先週の振り返りですが、「6.70レベルをサポートに、7.00レベルをレジスタンス」とするレンジを予想しました。実際のレンジは安値が6.88レベル、高値が7.46レベルとなり、予想よりも大幅にランド高へとレンジが広がりました。

これは週報に書いた通りで、ドル円がリスクオフの見通しに反してリスクオンとなり、株高、円安とドル円が1週間で6円以上も円安に動いたことによるものです。しかしながら、ドル円に関しては、かなり円安方向へのスピードが速かったことと、水準的に既に上昇余地が限られています。そうなると、円要因だけではここからの一段の円安は見込みがたいと言えます。今週は南アフリカも21日に政策金利が発表されますが、こちらは現状維持がコンセンサスで、あまり大きな材料とはされないでしょう。引き続き円相場、金相場を見ながらの展開が続くものと考えられます。

ランド円240分足チャートを見てみましょう。

        ランド円4時間足チャート

        ランド円4時間足チャート

7.10サポート7.50レジスタンス

金曜にドル円が106円台前半へと円安が進行し、ランド円は英国国民投票直後の高値をわずかに更新したものの今回も上値を押さえられたという動きとなっています。ピンクのサポートラインは太い線が英国国民投票直後の安値と先々週安値とを結んだサポートライン、それに対する平行線を細いピンクのラインで示しています。

ちょうど金曜の高値の時に国民投票直後の高値と同じ水準に上昇チャンネルの上限が位置していて、止められたことがわかります。今週も同水準がやや上に上がってきますので、7.50がレジスタンスと考えて良さそうです。いっぽうで、サポートは先週初に上抜けた7.10の水準となっています。今週は7.10レベルをサポートに、7.50レベルをレジスタンスとする流れを見ておこうと思います。

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