ユーロドル1.20台 東京時間横ばい後に反発 (2/18夕)

16日の東京市場でユーロドルは動意薄。

ユーロドル1.20台 東京時間横ばい後に反発 (2/18夕)

ユーロドル1.20台 東京時間横ばい後に反発

16日の東京市場でユーロドルは動意薄。昨晩ユーロドルが軟調に推移し一時1.2023の安値をつけた流れを受け、1.20台前半で取引が始まったユーロドルは1.2036-52の狭いレンジで取引されました。しかし夕刻欧州勢参入後にややユーロ買いが強まっており1.2072まで値を上げて東京時間18:30現在は1.2067レベルで取引されています。

昨晩海外市場では序盤は米長期金利の上昇でユーロが続落。その後発表された米小売売上高やPPIの好調でドル買いが一段と強まり、米長期金利が低下に転じた後もユーロドルは下げ幅を広げました。欧州でのコロナ感染鎮静化が変異種の拡大で遅れているとの見方や、ECB関係者のユーロ高牽制発言もユーロの頭を重くしています。

未明に発表されたFOMC議事要旨ではテーパリングに関する議論は無く、長期の緩和政策継続を裏付けるものとして市場に安堵感が広がりました。ただ、そもそも高値圏で推移している株価に調整の動きもみられたこと、米長期金利が低下に転じたことなどの要因が絡み合い、ユーロは公表後方向感をなくした形となりました。

テクニカルにはユーロドルは昨日の下落で21日移動平均線、基準線、転換線を下抜け、一時は90日線も下回りました。現在は90日線(1.2030レベル)にサポートされた形で、引き続き一目均衡表の「雲」の中で推移しています。

序盤の欧州主要株価指数はまちまち。今晩この後は22:30に米新規失業保険申請数、フィラデルフィア連銀製造業景況指数、および住宅着工・建築許可件数、24:00にユーロ圏2月消費者信頼感速報値、25:00には米週間原油在庫統計の発表が予定されています。

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