オーストラリア 1月失業率の予想
明日9時30分に豪州失業率関連の指標が発表されます。
(2月17日9時現在)
(1)就業者数
前回12月数値は予想通りとなりました。雇用者数は順調に右肩上がりで回復していますが、下図を見ると、僅かですがまだコロナ前の2月水準よりは下回っています。2月の高値が13003.8千人で、12月が12910.8千人ですので、あと93千人でコロナ前に回帰できます。今回の予想レンジ上限でも足りませんので、来月以降に持ち越しとなりそうです。過去も予想レンジから大きく外れるケースが少ないので、今回もサプライズとはならないと思います。
総就業者数推移
(赤い線:コロナ前高値(2月)を基準に引いた線、青の矢印は1月予想)
(2)失業率
12月の結果は6.6%で、予想より改善しました。1月は更に改善予想で6.5%となっています。下図を見ると移動平均線も順調に下がってきており、このまま行けば、中銀見通しの2021年12月末の6.5%を早々と達成することになります。予想レンジ上限でも6.7%ですので、7%に近い数値にならない限りは、(相場には影響でると思いますが)懸念される状況ではないと思います。因みの2020年12月末が8.0%。2021年6月末が7.5%予想になっています。下図の青い矢印が今回の予想です。
下図は豪ドル・米ドルの日足チャートです。現在の豪ドルは非常に微妙な位置にいます。これまでラインAを下抜いてから、B(=0.7740)の抵抗線に遮られて調整してきましたが、F(=0.7580)でサポート後に反発してから、再度Bを抜き、C(=0.7820)のダブルトップまできました。上値でも跳ね返され、昨日はサポートD(=0.7780)を切り始めています。再度B以下に潜り込むと、E(=0.7640)、Fの順に試す流れに入りそうです。シカゴポジション269内で書いた0.7560〜0.7820レンジ推移がまだ継続しています。
(1豪ドル=0.7756米ドル、2月17日14時00分現在)
オーダー/ポジション状況
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