A$シカゴポジション(2021年2月9日現在)

シカゴは僅かながらの豪ドルショートを手仕舞っており、再びスクエアにしています。

A$シカゴポジション(2021年2月9日現在)

シカゴポジション(CME)269

シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。

シカゴポジション(CME)269

主要通貨ポジション(単位:枚)(2021年2月9日現在の数値)

ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル

前週のシカゴは円を除きほとんどポジションの動きがありませんでした。円は先週までの円全面安の流れに1万枚の円ロング減少になっています。

シカゴは僅かながらの豪ドルショートを手仕舞っており、再びスクエアにしています。相場観を失っていますので、まだポジションを1方向に積み上げる形跡がありません。当面は±5,000枚を目途にどちらに傾くのかを見ていきたいと思います。先週の内訳はロング160枚増、ショート1,100枚減で差し引き1,260枚のショート減です。前回終値比では160ピップスの豪ドル高でしたので、今度は上値でショートを損切した格好です。豪ドル高トレンドの中で約1ヶ月半はレンジ推移なので、天井と底値を作っているかの様なポジションです。チャートを見ると、一度上抜けた豪ドル高ウェッジのサポート下限で止まり、豪ドルは反発しています。今週新たに赤い抵抗線を引き、豪ドル高ウェッジを形成しています。上値は0.80付近まで上がっています。この間の緑のサポートラインは0.7850付近にあり、前回高値(シカゴ終値ベース0.7771)を越えないと、緑と赤の2つの抵抗線までは行けなくなります。現在のスポットは上抜いていますが、明日の締日を注目したいと思います。

さて、実際の相場は過去の豪ドル高トレンドラインが0.7840〜0.8030まで上がっています。1月6日高値が0.7821でしたので、現在の相場はこのダブルトップを狙う構えにいます。まだ2回目ですので、止められる可能性が高いですが、越えれば上記のトレンドライン下限の抵抗線が見えてきます。もしこのトレンドライン内に回帰できれば、新たな上値模索となります。一方で急激に上げているサポートラインが0.7730、0.7690〜0.77にありますが、後者切れで再度底値模索の動きになりそうです。0.7560〜80ゾーンがその目安になります。万一、この直近底値0.7560を試すようなら、やはり2回目なので、一度止められる可能性が高くなり、その意味で、0.7560〜0.7820のレンジに押し込められそうです。

シカゴポジション(CME)269 2枚目の画像

(1豪ドル=0.7780米ドル、2月15日13:40)

オーダー/ポジション状況

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