米1月ISM製造業景況指数の予想
(今回発表予想)2021年2月1日13時00分現在予想
本日24時、米国1月ISM製造業景況指数(今回予想は下記チャート青色矢印の先端部分)が発表されます。
12月は予想を大きく上回る数値になりました。下図の黒い線は両線上昇時:ISM>PMI、下降時:PMI>ISMになっています。既に1月PMIは59.1(本日改定値公表)となっており、チャートを見る限りは予想中間値を越える数値になってもおかしくありません。逆に今月か来月辺りから両線がクロスを始めると、過去のパターンからすると先行きの製造業景況指数は悪化する可能性が高くなります。
また、昨年第4四半期は全般的に@一致指数や遅行指数が悪く、財政による追加経済対策によりA先行指数が良かった感じでしたが、2021年は@がAに追随していくのか、Aが@に寄ってくるのか重要になりそうです。
ISM製造業景況指数(青)とPMI製造業指数(オレンジ)
また、本日は1月製造業PMI指数の改定値が発表されます。欧米共に予想レンジは下方修正見込みになっているので、欧米間で泣き別れの数値(ユーロ現状維持で米国下方か、その逆)となった場合は相場に影響が出そうです。
下図はドル円の週足チャートです。ラインA(=104円30銭)の抵抗線から下したB(=101円70銭)のドル安トレンドラインは先週上抜けました。目先はドルの戻り高を試す流れにいます。最初の上値はC(=105円20銭)、次いでD(=106円15銭)、3月高値からの抵抗線Eが106円95銭にあります。どこまでトライできるのか週初の動きが重要になります。下値はAを再び割り込んで、F(=103円70銭)も切れると、AとBのレンジに戻されます。
尚、月足では2015年高値からと2016年底値からの3角保合いは既に下抜いており、ドル安の流れは変わりません。
(2月1日15:15、1ドル=104円69銭)
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