ランド円ショートコメント
先週レンジ6.68-7.10日銀会合後円の下押しの影響
まず先週の振り返りですが、「6.88レベルをサポートに、7.10レベルをレジスタンスとする流れを見ながら、サポートを下抜けた際は一段安の可能性」を指摘しました。実際のレンジは安値が6.68レベル、高値が7.10レベルとなり、トルコリラ円同様、日銀会合後の円高の動きの分下値が拡大する動きとなりました。
こちらも同期間の4時間足チャートをご覧ください。
ランド円四時間足
予想レンジ 残留6.80-7.30/離脱6.50-7.10
ランド円もドル円をベースにした考え方から今週のレンジを組み立ててみます。
残留時は先週安値圏をサポートに先々週高値圏をレジスタンスとすることとなりますが、サポートに関してはやや上の水準となる6.80レベルをサポートに7.30レベルをレジスタンスとする流れを見ることとします。いっぽうで、離脱時には先週日銀前の安値圏はトルコリラ円同様既に今朝のリスクオンの動きで戻していますので、先週の高値圏となった7.10レベルをレジスタンスにしますが、ランド円の場合5%安では先週の安値とあまり変わりはありません。そこで6.50レベルをサポートとする流れを見ておこうと思います。
双方に重なる6.80〜7.10をコアレンジにしつつ、残留、離脱の結果によって7.30レベルもしくは、6.50レベルという水準を視野に入れようと考えていますが、何が起こるか正直誰もわかりません。ランド円のような新興国通貨では、ドル円の影響が大きいとは思いますが、兎にも角にも十分なリスク管理体制で臨んでいただきたいと思います。
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