英離脱リスク低下でドル円株戻す(2016年6月20日)

週明けの東京市場では、週末に英国のEU離脱(ブレグジット)をめぐる国民投票で残留派が前週末に比べやや優勢に転じたことなどからリスクオフの巻き戻しの動きがおこり、

英離脱リスク低下でドル円株戻す(2016年6月20日)

英EU離脱リスク低下で円、株、やや戻す

ドル円104円台後半、日経平均365円反発

週明けの東京市場では、週末に英国のEU離脱(ブレグジット)をめぐる国民投票で残留派が前週末に比べやや優勢に転じたことなどからリスクオフの巻き戻しの動きがおこり、ドル円は前週末レベルの104円台前半からやや戻した104円台後半で取引されました。
また日本株も反騰し、日経平均終値は365円高の15,965円で終了しています。

ブレグジット残留派のオッズ低下

ブレグジットをめぐっては前週末に残留派の英下院議員が殺害されたことから双方のキャンペーンが一旦沈静化、亡くなった議員への同情票も集まるとの見方から、残留派のオッズが低下(確率は上昇)しています。
ただ、自粛されていた双方のキャンペーンも再開されたこともあり、未だ投票日まで最終的な方向を判断するのは難しいともされています。

5月貿易収支予想外の赤字、アベノミクス失速で経済見通し引き下げ

今朝方発表された5月の日本の貿易収支は407億円の赤字となり、市場予想の700億円の黒字を大きく下回りました。赤字は4ヶ月ぶり。海外経済の原則により鉄鋼などの輸出が減少した一方で原油価格が持ち直し輸入額の減少が小幅なものであったことが要因です。
これに対して市場に目立った反応はありませんでした。

また、本日はIMFが声明を発表基礎的財政収支の黒字化を2020年度までに達成することは困難としました。また、アベノミクスに関しても当初は成功したが景気回復とリフレの進展は失速したとして、16年度の経済成長の見通しを0.5%、17年度を0.3%に引き下げています。

残留確率72%、指標なし、欧州株先全面高

本日午後の時点でブレグジットのオッズは残留が約72%に上昇。
本日は大きな経済指標等の発表は予定されていません。
序盤の欧州株価指数先物は全面高の様相。

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