ユーロドル材料難続き方向感無く推移
9日の東京市場でユーロドルは1.11台後半で方向感無く推移。
昨晩の海外市場でもユーロドルは材料難の中明確な方向性は見いだせずに推移しましたが1.12台では売りが出てユーロドルの頭を抑えました。
英国のEU離脱問題に関連し保守党のブレイディ議員委員会委員長はメイ首相が、5/23-26の欧州議会選挙前に離脱協定案の新たな採決を行うものと理解していると述べ、首相官邸も声明でメイ政権と労働党が協議に真剣に取り組んでおり、これまでの話し合いの内容の詳細を確認し今後数日のうちに文書のやりとりが行われることになるだろうとの声明を発表しました。これに対し労働党も「合意の余地を確保しようとしている」と声明、何らかの進展が見られた模様です。ただ、いずれも具体性に欠けており、為替市場への影響は限定的でした。
テクニカルにはユーロドルの本日1.1218レベルにある21日移動平均線がユーロドルの頭を抑えた形となっており、連日ユーロドルは1.11台後半の膠着状態が継続しています。米中の貿易交渉も、ユーロドルに対してはリスク選好を反映してのドルの売買や、欧州株のつれ高つれ安などからの影響が強く出る場合とそうでない場合があり、今ひとつ読みにくい部分があります。
序盤の欧州株価指数先物は日本、香港等の株価の続落を受けてほぼ全面安の様相、今晩この後21:30に米4月の生産者物価指数、および3月の貿易収支の発表があります。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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