ユーロドル1.12挟みで小動き
8日の東京市場でユーロドルは1.12挟みでの小動きに終始。東京時間午後に発表されたドイツの3月の鉱工業生産が予想に反し前月比でプラスになったことから一時1.1213の高値をつけましたが反落、東京時間19:00現在は1.1200近辺での取引です。
欧州委員会は昨晩発表した最新の経済見通しで、域内の2018年後半の景気減速を確認、EUの2019年度のGDP成長率予想を従来の+1.3%から+1.2%に、2020年度の成長率予想を+1.6%から+1.5%にそれぞれ引き下げています。
昨晩はまた、米中の貿易協議の先行きを悲観して米株が大きく崩れたこともあり、リスク回避のドル買いも加わって、ユーロドルは一時1.1167まで下落。ただ、そのまま安値追いとはならず、1.119台でアジア時間につなぎました。
テクニカルにはユーロドルは引き続きユーロ安値圏にあって、本日1.1222レベルの21日移動平均線に頭を抑えられた形となっており上値の重さが目立ちます。
序盤の欧州株価指数先物は米株、アジア株の下落を受けてほぼ全面安の様相。
今晩もこの後はあまり大きな経済イベント等は予定されておらず材料難で方向感は出にくそうですが、20:30からECB主催のイベントでドラギECB総裁の発言が予定されています。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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