ユーロドル1.12台回復後方向感を失う
10日の東京市場でユーロドルは1.12台前半で横這い推移。日中の値幅は1.1214-35と限られ、東京時間17:30現在は1.1225近辺での取引です。
昨晩の海外市場では全般的には材料難の中、米中貿易協議の先行き不透明感からNY序盤に大きく米株が下げたこと、発表された4月の生産者物価指数が事前予想を下回ったことから夜半にかけて主要通貨に対しドルが売られる展開となり、ユーロドルでも一時1.1251をつけています。しかしその後米株が下げ幅を縮小したことで為替市場もやや戻し、ユーロドルは1.1215レベルで東京市場に戻りました。
本日13:00には米政府が中国からの2,000億ドル相当の輸入品に対する関税をついに引き上げましたが、ユーロドルは反応薄。1.12台前半で方向感を失ったまま欧州時間を迎えています。
テクニカルには昨日の上昇でユーロドルはこのところしばらくユーロドルの頭を抑えていた21日移動平均線をクリア、下値リスクが幾分後退しています。序盤の欧州株価指数先物は香港、中国等の株価反発を受けてほぼ全面高。今晩この後21:30に米4月の消費者物価指数の発表があり注目されます。また、米中の閣僚級貿易協議は本日も継続予定です。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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