アメリカ3月貿易収支予想(19/5/9)

発表予定は日本時間5月9日21時半です。

アメリカ3月貿易収支予想(19/5/9)

アメリカ3月貿易収支予想

アメリカ3月貿易収支予想

本日21時半に米国の3月貿易収支が発表されます。
丁度今日から始まる(9日・10日)米中貿易交渉最中での指数公表です。

アメリカ3月貿易収支予想 2枚目の画像

2月までの推移と今回予想値(発表値は黄色の折れ線で、今回分は○印)
灰色の折れ線:モノの貿易収支、黄色の折れ線:財とサービスの収支(通常発表分)
青の棒グラフ:対中国、オレンジ:対日

対中貿易赤字(青の矢印)が2018年12月は大きく増加しましたが、その後は減少傾向を辿っています。
2月は12月比100億ドルの黒字減少になっています。米国は昨年10月から10%の対中関税賦課を実施しましたが、通関時期の遅れや駆け込み分が12月に出て、その後減少の可能性があります。あるいは世界経済の鈍化の始まりなのか、これから半年程度の流れを見なければいけないことになります。
次回以降は輸出入総額がどうなっているのかを見極める必要がありそうです。
万一、関税が10%⇒25%になると、米中の双方へかなりの打撃になると思われます。

アメリカ3月貿易収支予想 3枚目の画像

中国の過去1年間の黒字推移です。

昨日中国の4月貿易収支が発表されました。事前予想350億ドルに対し、結果は138.4億ドルとなり大きく減少しました。3月は324.2億ドルでした。中国は国内の景気鈍化傾向に加えて、貿易黒字減少になると、先行き経済動向に注意が必要になります。その結果、豪州やNZとの貿易額にも波及していく可能性が高くなります。


ドル円相場は、今週初のトランプ発言で、年初の107円50銭を起点としたドル高サポートラインの111円00銭を切れてしまい、下値リスクが高くなっています。ほぼ112円20銭〜30銭でダブルトップを付けた後の流れですので、3月に付けた109円70銭〜75銭の底値水準を下回ってくると、ドルは一段の下押しになりそうです。
上値は111円00銭〜10銭に抵抗線があり、ここを越えないとこのドル弱い流れを断ちきることが難しくなります。今日・明日の米中交渉の行方が月内の流れを決めそうです。
(5月9日13:30、1ドル=109円93銭)

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