オーストラリアの11月住宅建設許可件数結果
日本時間2019年1月9日公表分
住宅建設許可件数は前月比・前年比共に予想を大きく下回るマイナス数値となりました。
10月数値は当初の▼1.5%⇒▼1.4%と若干上方修正され、この分を勘案すると2ヶ月計では▼9.0%です。それでも予想を大きく下回る結果になりました。
2018年11月までの推移と3ヶ月移動平均(前月比ベース)(緑はゼロ)
移動平均線は下降トレンドで、前月比ベースでは今年最悪になっています。
下落の主要因は、戸建て住宅を除く民間住宅建設許可が▼17.9%と大きく足を引っ張っています。
11月の前年比ベースでは何と▼53.9%と半分以下になっています。
この指標は先行指標なので、住宅関係は改善の兆しが見えていません。
豪州統計局作成の実数ベースのチャート
黒の線(トレンドベース)が下落基調を続け、灰色の線(季節調整済数値)は黒のラインより更に下回っています。赤い線は2015年の高値から下落トレンドを示し、緑のラインは2017年央からで、一段と下げ角度が急激になっています。青の横線は2014年以降サポートされていたラインですが、大きく下回っています。
為替相場は発表前に0.7165〜70米ドル付近で推移していましたが、発表直後に0.7140〜45米ドルまで下がり、現在は発表前水準付近まで戻しています。
短期的には、豪ドルが強くなっているので、押し目には買いが入っているようです。
現在の水準は週初最初の抵抗線にあたり、ここを維持すれば0.7190〜0.72、0.7240米ドル方向を狙えます。下値サポートは0.7070米ドルが重要になっています。
(1月9日13:00、1豪ドル=0.7159米ドル)
オーダー/ポジション状況
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