オーストラリアの11月貿易収支結果
11月の豪州貿易収支が発表されました。
結果はエコノミストの平均予想を下回る+19.25億豪ドル。
また、10月は当初の+23.16億豪ドル⇒+20.13億豪ドル、9月は+29.4億⇒+27.9億豪ドル、と各月小幅下方修正がされています。この分を勘案すると11月は実質合計+14.7億豪ドルの黒字となり、予想レンジ下限を下回ったことになります。
四半期平均では第2四半期が+13.18億豪ドル、第3四半期が+21.71億豪ドル、第4四半期(2ヶ月)平均は+19.69億豪ドルとなり、3Q比微減となっています。
10月との比較内容としては、以下の通りです。
前月に続き、輸出入共に拡大しており、豪州経済には良い数値です。
個別内容として、10月に比べて11月に大きく変化した項目は、
輸出(前月比+5.3億豪ドル)は、
・非農産品関連 ▼1.73億豪ドル
・金 +6.81億豪ドル
となっています。
一方、輸入(+6.2億豪ドル)は
・資本財 +4.3億豪ドル
・消費財 +2億豪ドル
となっています。
今回11月までのグラフです。緑は収支ゼロ、青は黒字25億豪ドルに引いてあります。
2018年は概ね0億〜25億豪ドル内で推移しています。
豪ドル/米ドルの相場は、発表前に0.7140〜45米ドル付近で推移していましたが、発表後に0.7130まで売られ、現在もほぼ同水準で推移しています。豪ドル自体は中期で弱い状態ですが、短期的には豪ドル安トレンドラインを上抜いたことで、戻り余地ができています。
上値抵抗線としては0.7160、0.7190〜0.72米ドルにあります。下値サポートは0.7070米ドルを維持することが、戻り余地を探れるサポートで、切れると0.7000〜10米ドルまでの下押し余地が広がります。
(1月8日14:00、1豪ドル=0.7129米ドル)
オーダー/ポジション状況
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