ユーロ横ばい後下値広げる
28日の東京市場でユーロは日中対ドルで1.1285-00の狭いレンジでの動きに終始しましたが、昨日同様、夕刻欧州勢参入後にユーロ売りが強まり、安値1.1267をつけた後東京時間18:00現在は1.1275レベルでの取引です。
昨晩の海外市場では序盤よりユーロの対ドルでの売りが優勢となる中、独経済誌が「トランプ大統領が来週にも輸入自動車に25%の関税を課す可能性がある」と報じたことでユーロは一段安、1.13を割り込む動きとなりました。
昨日の下げでユーロドルは200週移動平均線1.1313を下抜けて、テクニカルには一段の下落リスクが高まっています。この水準から下のターゲットは年初来安値の1.1216そして2017年初の安値1.0341からの上昇の61.8%戻しの1.1187です。一方上値は1.1300が本日は重く、21日移動平均線1.1356はやや遠く感じられます。
今晩はこの後22:30に3QGDP改定値、個人消費、卸売在庫等の米指標が発表される他、深夜2時にパウエルFRB議長の講演が予定されており、明日公表される8日分のFOMC議事録ともに今後のFRBの政策スタンスを占う重要な材料として注目が集まります。
ユーロドル日足
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