ユーロ週末材料難で動意薄
昨晩公表された前回のECB理事会記事要旨ではECB首脳部が、早期の債券買い入れ縮小によるユーロ高のオーバーシューティングを警戒し慎重な対応を検討していることが明らかとなり、ユーロは一時1.1662まで下落しました。しかしその後はトランプ大統領の人種差別的姿勢に関連する政局不安の増大にドルが弱含んだこともあり1.17台を回複。
その流れを受けて本日のアジア時間ユーロドルは1.17台前半で小動きに終始しました。
本日も夕刻欧州勢参入に伴いユーロドルは動意付き、夕刻一時1.1774まで上昇する局面もありましたが、直ぐに戻し、ニューヨーク時間序盤は1.1740レベルでの取引です。
ユーロドルは昨晩大きく割り込んだ21日移動平均線(本日現在1.1757レベル)に再び絡む展開となり、長期上昇トレンドへの接近を回避。やはりユーロをめぐる全般的な環境の好転に変化は無く早晩上昇再開の可能性は高いと考えますが、来週、再来週と市場参加者が休暇から戻るまでは方向感の出にくい状況が続きそうです。
今晩はユーロ圏に特段の材料は無く、ユーロドルは米材料次第、米国ではこの後23:00からミシガン大費者信頼感指数速報値の発表、23:15にはダラス連銀総裁講演があります。
序盤の欧州株価指数先物は全面安の展開
オーダー/ポジション状況
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