ユーロドル:1月31日のファンダメンタル分析
テーマ:BOJ 、FOMCの後は、2月2日にBOE 。
昨年6月に英国が国民投票でブレグジットを決めた後、英国の先行き、ユーロの先行きを懸念した市場は、ポンドを売りこみました。EUから離脱する英国は当然EUとのフリートレードを継続できなくなるので、ブレグジットは、ハードブレグジットになるとの市場の予想から、英国経済は減速すると想定され、BOEは将来、予防的に利下げをせざるおえなくなる、との読みがありました。
一方で、その後順次発表されてきた英国経済の経済指標は、当初の想定に反して堅調な内容を示しています。
その理由は、ポンド相場、ポンド安による恩恵のはずです。結果、皮肉な事に英国CPIは2016年最低の5月の前年比で1.2%から12月には1.6%まで上昇、今回のMPCで見通しを上方修正するかも知れません。
そうなれば、BOE の次の行動は、利下げではなく利上げという事になります。
なので、ポンド相場の予想、BOE の動きの予想は、とても難しいです。
それはブレグジットの先行きがあまりにも不透明だからです。
その状況はBOE にとってしても同じと思われ、故にBOEは今回のMPC は勿論、今後も状況がハッキリと見えてくるまでは予防的な意味にしても、様子見の姿勢を示すと想定します。
ユーロドル:1月31日のテクニカル分析
ポイント:3日安値の1.0339から上戻している流れは継続中で、引続き高値更新を試す可能性が残ります。
昨日述べた様に、先週の火曜日以降、日足での高値・安値は徐々に切り下げています。
その意味では、4日間ですが、ダウントレンドあります。
昨日も下値を模索し、27日安値の1.0657を下抜け、19日安値の1.0588を試しましたが1.0620の下押しまでと、底抜けは回避しました。
なので、より大きな目で見た場合には、依然3日安値からの上昇トレンドにあると判断します。
判断のポイントは、日足の一目均衡表・転換線の1.0682でしょう。
同線を上回っている内は、引続き高値更新を試す可能性が残っていると想定します。
同線を下回って行き、同線を回復できない場合は、
1.19日安値の1.0588を試す流れでしょう。
2.その下は横ばい推移で1.0558に位置する日足の一目均衡表・基準線
3.その下は心理的な節目の1.0500
4.この水準を下抜けてしまうと、今月月初の1.04の水準まで支持線がなくなります。
逆に上値目途は、
1. 年初来高値の24日の1.0775
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.12.06
東京市場のドルは150円水準でもみ合い、程よい雇用統計ならば利下げ観測再燃も(24/12/6)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、米雇用統計発表前で積極的な売買は手控えられたことから150円を挟んだ小動きとなった。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.12.06
ドル円 米雇用統計発表注目、荒れた値動きにも注意(12/6夕)
東京市場はレンジ取引。NY時間に注目の米雇用統計発表を控えているためか、積極的な動意は手控えられている。
-
ニュージーランドドル(NZD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.12.06
NZドルWeekly 9月以来の87円台まで下落、外部環境に振らされやすい状況続く(24/12/6)
今週のNZドルは、目立った経済指標の発表が無かったことから、経済的につながりが深い豪ドルにつられる展開となり9月18日以来の87円台まで下落した。
-
ユーロ(EUR)の記事
Edited by:NSJ
2017.02.01
トランプリスクに警戒感強まる(17年2月1日)
そのトランプリスクは、 一昨日は移民・難民への米国入国制限という大統領令でした。
-
ユーロ(EUR)の記事
Edited by:NSJ
2017.01.30
トランプ大統領首脳会談を連発(2017年1月30日)
トランプ米大統領は20日の就任式後の1週間で、自身の指名した新政権の閣僚の議会による承認が遅れている為なのか、
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。