ユーロドル:1月30日のファンダメンタル分析
テーマ:トランプ米大統領、大統領令の連発の次は、首脳会談の連発。
トランプ米大統領は20日の就任式後の1週間で、自身の指名した新政権の閣僚の議会による承認が遅れている為なのか、これまでは強権とみなされていた大統領令を連日連発しました。
それら大統領令の内容は、各々が選挙期間中の公約通りの物々なので、それ自体には驚きはないのですが、
市場が驚いたのはスピード感で、そして市場が好感したのは公約通りの有言実行を示した事です。
20日の丁度1週間後の27日に、次に始めたのは首脳会談の連発でした。
先ずは訪米中のメイ英国首相との首脳会談。
そして、メルケル独首相、プーチン露大統領、オランド仏大統領と、立て続けに電話会談。
通常であれば、新任のトランプ米大統領との儀礼的な挨拶なのですが、今回新任米大統領は、
いい意味でも悪い意味でも影響力のあるトランプ氏なので、各会談からどんな話題が飛び出してくるのか
予測不可能な面があり、事前に織り込む訳にもいかず、市場参加者や投資家は、結果が出て来る報道で
1つ1つ内容を吟味・検討しないとなりません。
各会談の結果内容次第では、リスク・オンにもリスク・オフにもなるので、報道されてくるニュースに要注意です。
ユーロドル:1月30日のテクニカル分析
ポイント:引続き高値更新を試す可能性が残ります。
先週24日の高値は1.0775、安値は1.0719
25日の高値は1.0770、安値は1.0710
26日の高値は1.0765、安値は1.0657
27日の高値は1.0725、安値は1.0657
と、先週の火曜日以降、日足での高値・安値は徐々に切り下がっています。
その意味では、4日間ですが、ダウントレンドあると言えます。
とは言え、3日安値の1.0339から上戻している流れから考えれば
日足の一目均衡表・転換線、基準線とを上抜いて上昇してきていて
24日には更に一段上昇して日足の一目均衡表・先行スパン1を上抜いて
その日以降、同線の上を維持して推移しています。
なので、24日の高値1.0775を超えてからは高値更新の再開と判断します。
同水準の下であっても、日足の一目均衡表・転換線の1.0682を上回っている内は
依然3日安値からの上昇トレンドにあると判断します。
今日のレンジは、1.0600~1.0750と見ます。
オーダー/ポジション状況
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