上値余地を探る動き。164.50以下の越週で短期トレンドが変化
直近の日足は小陽線で続落を食い止めていますが、下値を切り上げる流れに変わりありません。前日の陰線が上値を抑え込んでおり、166.40-50にやや強い上値抵抗が出来ていますが、これを上抜けて終えれば上値余地が若干拡がり易くなります。短期トレンドは強い状態を維持していますが、7/11に付けた直近高値175.42と8/5に付けた直近安値154.43との61.8%戻しが167.40近辺となることから、これを上抜けた場合でも168.00-10にある強い抵抗を上抜けきれない可能性が高いと見ています。
また、上値を追い切れずに164.50-60の抵抗を下抜けて終えた場合は下値リスクが点灯、164.00-10の抵抗を下抜けて終えた場合は、9/16に付けた155.15を基点として下値を切り上げて来た短期的なサポートラインを下抜けて、ユーロの下落幅拡大に繋がり易くなります。
日足の上値抵抗は、166.40-50,167.30-40,168.00-10に、下値抵抗は165.00-10,164.50-60,164.00-10,163.20-30にあります。
21日、120日、200日移動平均線は163.83,165.32,164.67に位置しており、全てを上抜けた状態ですが、短・中長期の移動平均線が収縮し始めており、今後1〜3週間以内に大きく動き出す可能性を示唆しています。164円を割り込んで終えた場合は、短期トレンドの変化に要注意。
一方直近の週足は、前週足から大きく上寄りのスタートとなり、実体の小さい陽線引けとなりました。直近の陽線の上ヒゲがやや長く上値トライに失敗した形ですが、下値を急角度で切り上げる流れを維持しており、トレンドが強い状態にあることから、この上ヒゲ部分を再度トライする動きが強まると見られます。
一方で、8月第1週の大陰線の値幅を上抜けきれておらず、(高値167.95)これが上値を抑え込んだ状態にあるので、続伸した場合でも168.00近辺が壁となる可能性も高いと見られます。
また、今週の週足ベースで見た下値抵抗が164.40-50にありますが、これを下抜けて越週するか、日足が164円割れで終えた場合は、短期トレンドが変化して下落余地がさらに拡がり易くなります。
今週の週足ベースで見た上値抵抗は167.30-40,167.90-00,168.50-60に、下値抵抗は164.40-50,163.10-20,162.50-60,162.00-10にあります。
全て下抜けて越週した場合は、新たな下落リスクが生じます。
上値は、166.00-10に軽い抵抗が、166.40-50に強い抵抗がありますが、これを上抜けて終えた場合は、166.80-90,167.30-40,167.90-00,168.50-60,169.00-10にある強い抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。
下値は、165.00-10,164.80-90,164.40-50にやや強い抵抗が出来ていますが、全て下抜けて終えた場合は下値リスクが点灯、164.00-10の抵抗を下抜けて終えた場合は、短期トレンドが変化して、下落余地がさらに拡がり易くなります。
下値抵抗は163.20-30,163.00-10,162.50-60,162.00-10,161.10-20,160.50-60,160.00-10にあります。
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