ランド円ショートコメント
ランド円上昇トレンドにいったん踊り場を形成か
まず先週の振り返りですが、「8.20レベルをサポートに、8.50レベルをレジスタンスとする流れ」を見て、実際のレンジは安値が8.33レベル、高値が8.52レベルとなり、ほぼ予想レンジの中で下値が限定的な一週間となりました。
ドルランドとドル円を比べると、12月1日始値時点ではドルランドが14.0856、ドル円は114.42でした。いっぽう先週末の終値はドルランドが14.0725、ドル円は117.91です。ドルランドがほぼ同水準にあるのに対して、ドル円は3%ほど円安が進行していることがわかります(チャート参照)。最近のランド円におけるランド高・円安の動きは、ほぼドル円における円安が要因となっているわけです。
ここにきて、直近の対ドルでの緩やかなランド高トレンドの動きも収まり、対ランドでもドル買いの傾向が出てきました。ランド円に関して言うならば、ここまでの上昇トレンドにいったん踊り場を形成しやすい流れとなってきたと言えるでしょう。
ランド円 ドルランド ドル円 四時間足
今週はクリスマス休暇を前にいったんドル円での調整が入りやすく、長期的に120円を目指す流れであっても短期的には先週の118円台半ばで目先の高値をつけた可能性が高いと考えられます。上記の通り、ドルランドの面からも踊り場を作りやすいのであれば、どちらかと言えばランド円の上値は重たくなると考えることが自然です。
今週はランド円も先週高値を見て短期的な調整の週と考え、8.20レベルをサポートに、8.45レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:上村 和弘
2024.12.09
ドル円週間見通し 米雇用統計直後の戻りは鈍く、11月15日から三段目の下落期入りを伺う(12/9)
11月雇用統計では、非農業部門就業者数が前月比22万7000人増となり市場予想の20万人増を上回ったが、10月分は速報の12万人増から3万6000人増へ大幅に下方修正された。
-
南アフリカランド(ZAR)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.12.07
南アランド円週報:『南アGDPはマイナス成長を記録。来週は南アフリカのインフレ指標に注目』(12/7朝)
南アランドの対円相場(ZARJPY)は、11/7に記録した約4ヵ月ぶり高値8.86円をトップに反落に転じると、今週初に、一時8.18円(9/20以来の安値圏)まで急落しました。
-
トルコリラ(TRY)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.12.07
トルコリラ円週報:『リセッションと高インフレの二重苦で弱含み。来週も続落リスクに要警戒』(12/7朝)
トルコリラの対円相場は、今週前半にかけて、約2ヵ月ぶり安値となる4.27円(10/4以来の安値圏)まで急落しました。
-
南アフリカランド(ZAR)の記事
Edited by:山中 康司
2016.12.26
ランド円レポート月曜版(2016年12月26日)
先週は目立った材料があったわけでは無く、今週は南アフリカも月曜・火曜が休場となっていてほとんど年内は終了といった感じが漂っています。
-
南アフリカランド(ZAR)の記事
Edited by:山中 康司
2016.12.12
ランド円レポート月曜版(2016年12月12日)
ランド円が堅調だった理由として、前週の格付で当面のジャンク債入りを回避できたことからドルランドでのランド買い戻しが目立ったことが大きかったと言えます。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。