上値余地を探る動き
注目の米3月の雇用統計は非農業部門就業者数(NFP)が+303千人と、市場予想を大きく上回る好数値となり、失業率も3.8%に改善しました。また、ダラス連銀総裁やボウマンFRB理事のタカ派的な発言もあって10年債利回りが4.4%台まで上昇、ドル買いが優勢となる中で、円がユーロより売られ、ユーロ/円は小幅上昇して越週しました。
チャートを見ると、直近の日足は実体の小さい陽線で続落を食い止めています。下ヒゲがやや長く、前日の動きとは逆に下値トライに失敗した形となったことから、この反動で上値余地を探る動きが先行すると見られます。164.60-70、165.20-30に強い抵抗がありますが、全てクリアして終えた場合は、“ユーロ強気”の流れに戻して一段の上昇に繋がり易くなります。
逆に、上値トライに失敗して162.00-10の日足の抵抗を下抜けて終えた場合は下値リスクが点灯して160〜161円台の抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きが強まり易くなります。
上値抵抗は164.60-70,164.90-00,165.20-30、165.50-60に、下値抵抗は163.50-60,163.20-30,162.80-90,162.40-50,162.00-10にあります。
ユーロ円日足
(移動平均線 赤:21日、青:120日、緑:200日)
オーダー/ポジション状況
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