ユーロドル一時1.09を割りこむも夕刻反発
29日の東京市場でユーロドルは軟調推移。朝方1.0913レベルで取引が始まったユーロドルは、日中、米長期金利の上昇と米株先物の下落ほぼ一方向で下落する動きとなり、午前中に1.09を割り込みました。午後にはさらに一段安となり、1.0881の安値をつけましたが、夕刻欧州勢参入後は欧州株や米株先物の上昇等もあって急反発し、東京時間19:30現在は1.0926レベルで取引されています。
昨晩海外市場では、ECB関係者のタカ派発言に欧州序盤にかけ1.0962レベルまで上昇しましたが、ECBフォーラムでのパウエルFRB議長の同じくタカ派な発言にドル買いが強まり、一時1.09を割り込んだ後、1.0913レベルで東京時間につないでいます。
テクニカルにはユーロドルは、一目均衡表の「雲」の上でのもみあいが継続。本日1.0928レベルの転換線が短期的には頭を抑えています。一方で下方向からは1.0845レベルを21日移動平均線が上昇してきつつあり、やや膠着感が出てきています。
序盤の欧州主要株価指数は、おおむね堅調推移。今晩この後は、21:00に独6月CPI速報値、21:30には米国1QGDP確報および米新規失業保険申請数、23:00には米5月中古住宅販売件数の発表が予定されています。
ユーロドル日足
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