1月小売売上高の予想
(発表2月28日、日本時間9時30分予定)
前回12月は予想を大きく下回り、大幅のマイナス(▼3.9%)になりました。年率では2021年12月比+7.5%の伸びになっており、まずまずと言えそうです。但し、昨年央は前年比ベースで、昨年6月(21年6月比)+12.5%、7月同+16.3%、8月同+19.4%、9月同+17.7%、10月同+12.9%と非常に大きな伸びが続きました。従い巡航速度への回帰と言えなくもありません。今回1月が予想通りなら前年比は+7.2%程度になります。
下図を見ると、昨年11月までは順調に拡大し、2020年と2021年の高値を結んだトレンドライン(黒の線)も一時越える月がありましたが、12月は大きく下落し、コロナ前の赤のトレンドライン近くまで下落しています。中銀は利上げ継続による消費減速も想定内となっていますので、今後は赤と黒の間で推移しそうですが、もしこの赤を割る程の下落になると、豪州経済も安泰とは言えなくなりそうです。
前月の内訳は前月比でプラスの伸びは食品(+0.3%)のみで、次いで外食(0.0%)になり、その他は全てマイナスでした。減少幅の大きい順に百貨店(▼14.3%)、衣料(▼13.1%)、家庭用品(▼7.8%)、その他小売(▼4.6%)でした。
(2月27日12時00分現在)
小売売上高
2018年12月を100にしたもの(コロナ後の低い回復トレンドは赤い線、高い回復トレンドは黒い線で記載しています。今回予想は青矢印)
豪ドル対米ドル相場はシカゴポジション374をご参照願います。明日の小売売上高は、予想レンジでマイナスもありますので、万一、前月の上方修正なしで、マイナスになると、弱い豪ドルの売り材料になる可能性高くなります。
(2023年2月27日13:45、1豪ドル=0.6708米ドル)
オーダー/ポジション状況
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