シカゴポジション(CME)374
シカゴポジションがやっと1週間分更新されましたが、直近の2月21日締日分になるには後2週間程度かかると思います。前週同様に実際の相場のみ流れを追います。
(ご参考:1月31日現在のシカゴポジション)
主要通貨ポジション(単位:枚)(2023年1月31日現在の数値)
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル
チャートはシカゴ締日の1月31日分までです。赤の豪ドル安トレンドラインが今週0.5860〜0.6350付近にあり、まだ現在のスポットは上限を大きく越えて推移していますが、10月11日締日底値からの緑のサポートラインは、2月21日の締日(終値が0.6852)ベースではサポートを切りました。その後も豪ドルは続落しているので、終値ベースのチャートでは赤のトレンドライン上限方向への流れになっています。シカゴは豪ドルショートをキープしている様子ですが、戻り高でショートを減らしているので、2月21日現在の数値が気になるところです。
さて、実際の相場は、先週「…豪ドル高回帰には0.70台乗せの終値が必要になりそうです。現在は金曜日がたくり線になり目先の下値トライ失敗した形ですが、0.6860のサポートを切ってくると、0.6810、0.6780の順にあるサポートを試す流れに入れます。
シカゴはポジションが最後に更新された3週間前はショートでしたので、そのままキープしていれば、やっと相場観が合ってきたことになります」としましたが、2月21日に0.6880を切ってから0.6780サポートも切れています。昨年11月11日底値からのサポートが現在0.6710〜20にあり、現在のスポットはここで止まっているだけとなっています。切れた場合は豪ドル一段安トライで、0.6680、0.6630、0.6580〜90の順にあるサポート狙いになります。上値は高値からの抵抗線が0.6880にあり、少なくとも日足終値で越えることが必要です。この間の0.6780、0.6810、0.6840に抵抗線が控えています。シカゴはかなりの期間ショートポジションを我慢してきたので、上記ポジションから再度売り下がってきているとは考え難いと思います。万一、積み増していれば豪ドル先高観は維持しているので、上記の0.6720サポートは通過点かもしれません。(1豪ドル=0.6709米ドル、2月27日12:50)
(ご参考)直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)になっています。
オーダー/ポジション状況
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