日経平均株価のテクニカル
米国における利上げ前倒し思惑とウクライナ情勢の緊迫のダブルパンチで米国主要株価指数は大きく下げた後に現在はやや調整が入っていますが、日本株も同様の動きとなっていることから今後の展開についてテクニカルに考えてみます。
週足チャートをご覧ください。
昨年8月下旬からのトライアングル(三角もちあい)を青のラインで示してありますが、1月17日週の終値で明確に下抜いたことでテクニカルにはかなり地合いが悪くなってきたと言えます。
一昨年こそ大きく上昇したものの昨年はNYダウなど米国株価指数は上昇していた中で、日経平均は31年ぶりの高値をつけたにもかかわらず、こうして振り返ってみると横方向の動きとなっていて上昇モメンタムは失われていたことがわかります。そしてトライアングル下抜けの翌週には昨年安値を終値で下抜ける動きとなってしまいました。
現在はコロナショック後の安値と昨年高値との38.2%押しとなる25280.62をターゲットに何か悪材料があればもう一段の下げにつながりやすい状態です。株の相場格言に「節分天井、彼岸底」というものがありますが、下げている中でのわずかな戻しが天井になるとしたら悩ましいものがあります。
今週は財務官が輸入物価の上昇など円安のデメリットについて言及していましたが、円安でも株が上がりにくい最近の流れも同様の見方をしている投資家がいるということかもしれません。
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