ユーロドル 東京時間横ばい後本日も欧州時間に下値を拡大
29日の東京市場でユーロドルは1.17台半ばから続落。日中は1.1750を挟んで狭いレンジで取引されましたが、昨日同様夕刻欧州勢参入後に日中堅調に推移していた米株先物が下落に転じ、欧州株が大幅安の様相となると、ユーロドルも下げに転じ20:45現在1.1702まで下げ幅を広げています。
市場は本日のECB理事会待ち。もともと無風が予想されていた今回の理事会でしたが、欧州圏のコロナ感染急増と独仏のロックダウン拡大に、ECBからの緩和的なサポートを期待する見方が強まっていて、結果発表を待たずにユーロを押し下げています。
テクニカルにはユーロドルは夕刻の下落で1.1695レベルの90日移動平均線に接近中。本日は1.17をめぐる攻防となりそうです。そして90日線、一目均衡表の「雲」下限の1.1691を下抜けると、一気にユーロ売り地合いが強まることになります。逆にECBが期待ほどの緩和姿勢を示さない場合には1.1774近辺の21日線までの戻りは難しくなさそうです。
ECB理事会の政策公表は21:45から、ラガルド総裁の会見は22:30です。本日はその前に21:30に米7-9月GDP速報値の発表があります。
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