ユーロ圏10月消費者物価指数(HICP)の予想

2020年10月30日19時00分に発表予定です。

ユーロ圏10月消費者物価指数(HICP)の予想

ユーロ圏10月消費者物価指数(HICP)の予想

(2020年10月30日19時00分発表予定)
本日、ユーロ圏の10月消費者物価指数(HICP)速報値が発表されます。また同時刻にはユーロ圏3Q・GDPの速報値(予想は下記)も発表されます。これ以外にも前後して仏・独米の各種数値も順次発表され、市場は全て消化するのに時間がかかるかもしれません。しかしながら昨日のECB金融政策や米GDP等でユーロが対ドル・対円で全面安になりましたので、今日の数値も相場を動かす切っ掛けになりそうです。

ユーロ圏HICP

ユーロ圏HICP

2020年10月30日9時現在予想

ユーロ圏消費者物価指数(HICP)前年同月比ベース推移

ユーロ圏消費者物価指数(HICP)前年同月比ベース推移

(黒い線より右側は今回の予想値、赤はゼロ、緑はECBインフレ目標値上限2%)

前回は予想を下回る数値となり、デフレ色を強めています。10月も全体では前年比で▼0.3%と9月同様にマイナスのインフレ(下図の赤い線のゼロ以下)になっています。10月のコアも横這いの+0.2%ですので、ECBのインフレ目標値からはまだほど遠い数値です。但し、9月時点のECB先行き見通しでは2020年は0.3%ですので、残り2ヶ月間もさほど大きなインフレとはなりにくいと思います。越えた場合は注意が必要になりそうです。
尚、今日は欧米で以下での経済指標が発表されます。

発表予定の経済指標

発表予定の経済指標

2020年10月30日9時現在予想。

発表予定の経済指標 2枚目の画像

特に記載なければ予想数値は前月比です。


ユーロドルは昨日のECB金融政策時に添付した週足チャートの最初のサポートラインを下抜いて終わりました。抜けた場合には1.1610の底値までを見ておきたいとしました。
今日は日足チャートを添付しています。日足でもラインB(=1.1730)を下抜けたことで、ラインA(=1.1860)から平行に下したラインC(=1.1530)が短期ユーロ安トレンドラインの下限になります。この手前に週足でもあった横サポートのD(=1.1610)がダブルボトムとして控えています。
尚、昨日のチャートは週足でしたので、今日の終値で1.1730(週足では1.1720)以上を回復して終わると、ヒゲだけの下抜きになり、ユーロ安の勢いはかなり減じられます。従いまして、今日の終値で1.1730は重要なポイントになります。今日の欧州圏の数値は米国と比べて全体的に弱め予想ですので、予想以下になると要注意になりそうです。

発表予定の経済指標 3枚目の画像

(10月30日13:00 1ユーロ=1.1692ドル)

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