日経平均16,500円割れ黒田バズーカ2以前の水準へ
年初来の中国景気後退リスク→資源安→円高→日本株安のスパイラルが止まりません。日経平均の現状の水準は2014年10月末の日銀の異次元金融緩和の追加策(黒田バズーカ2)が発動されたタイミングの株価とほぼ同水準となりました。
すなわち黒田バズーカ2以降の株価の上昇は本日時点で消えたということです。
きっかけはニューヨーク原油先物相場がアジアの時間外取引で1バレル27.56ドルの約12年ぶりの安値をつけたことです。米エネルギー情報局統計で米国の原油在庫増加が予想されていること等が材料視された模様です。
これを受け欧米株式市場が株高であったにもかかわらず、アジア市場では株式全面安の展開に、日経平均も632円安の16,416.19と16,500円を割り込みました。さらなる中国株の下落も加わってドル円は「リスク回避の円買い」「有事の円買い」の動きから117円を割り込んでいます。
一昨年来の相場再浮上のきっかけとなった日銀の異次元金融緩和第二弾という節目の水準までの株価の後退、今後この状況に対し日銀が単独であるいは他国と協調で今後どのような動きに出るかが注目されます。
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