ドル円一時100.25、株価続落
景気ウォッチャー調査本邦への英国EU離脱問題の影響浮き彫りに
本日の東京市場では雇用統計前の手控え気分の強い中、昨晩の海外市場で原油先物価格が大幅に下落したこともあってドル円の頭は重く、100円台での取引に終始、一時100.25の安値をつけました。
日経平均も4日続落、前日比169円安の15,106円で終了、英国国民投票後の反騰部分を失いつつあります。
本日発表となった内閣府の6月景気ウォッチャー調査では、6月の現状判断DIは、前月比1.8ポイント低下の41.2、先行き判断DIは、前月比5.8ポイント低下の41.5となり、円高株安による足元の懸念と、先行きでは英国のEU離脱問題等による海外経済や金融資本市場の動向等への懸念が大きいことが示されています。
本邦でのブレグジットの悪影響が目に見える形で明らかになったことも場の雰囲気を悪化させています。
今晩は注目の雇用統計
本日21:30に発表される米国雇用統計では非農業部門雇用者数の伸びは18万人増と予想されていますが。前月が同様の予想に対してわずか3万8千人の増加であったことから、前月の数字が特殊要因による一時的なものと説明できるのか、それとも雇用市場が変調をきたしているのか、米国経済の今後を占う上で注目が集まります。
ただ、よほど雇用統計の数値が改善されていても英国、EUを中心とした現在の不透明な情勢の中で近々米国で利上げが行われると判断される可能性は低く。ドル円の戻りも限定的なものとなるでしょう。
序盤の欧州株価指数先物は全般的に弱含み。
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