米株高と経済対策期待で円安株上昇(2016年7月11日)

週明け11日の東京市場では日経平均が大幅上昇、終値は601円高の15,708円で終了しました。

米株高と経済対策期待で円安株上昇(2016年7月11日)

米株高と経済対策期待でドル円・日本株上昇

日本株601円高、ドル円102円台を回復

週明け11日の東京市場では日経平均が大幅上昇、終値は601円高の15,708円で終了しました。前週末に発表となった6月の米国雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を大幅に上回ったことなどを背景に米国株が上昇したこと、昨日の参議院選で自民公明の与党が大勝し、今後の大規模な経済対策への期待が膨らんだことが背景となっています。
これを受けて午後に入りドル円も上昇、朝方は100.60近辺で横ばい推移していましたが東京時間終了後には一時102.14をつけています
日本の場合、選挙結果が為替相場に影響を与えることはごく稀ですが、今回に関しては与党が過半数を占めたことで、再三にわたり安倍政権が掲げてきた財政政策の早期実行が期待できることから株高を通じ間接的ながら円安につながった形です。

流れが変わったと判断するのは時期尚早

一方で米国雇用統計に関しては、前月の非農業部門雇用者数が1.1万人増に下方修正、失業率も上昇するなど、必ずしも手放しで喜べる内容とは言えず、やはり当面FRBは金利引き上げを見送るのではないかとの見方が広がっています。
雇用統計と参院選の結果に、英国EU離脱発のリスク回避はかすんで見えますが、先週のように今後もいろいろな形でリスクは顕在化してくるものと思われ、ここで一気に流れが変わったと判断するのは時期尚早と思われます。

序盤の欧州株価指数先物は概ね堅調推移、今晩主要な経済指標の発表等はありません。

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