ドル円小幅反発 103円台前半で堅調推移。 (12/18午前)

18日午前の東京市場でドル円は小じっかり。

ドル円小幅反発 103円台前半で堅調推移。 (12/18午前)

ドル円小幅反発 103円台前半で堅調推移

18日午前の東京市場でドル円は小じっかり。朝方103.07レベルで取引が始まったドル円は値ごろ感からの輸入企業のドル買い需要に支えられて堅調に推移、東京時間正午現在は103.37レベルでの取引です。
日経平均は新規材料難に前日終値を挟んで膠着感の強い動きとなり、49円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外時間では米国の追加経済対策合意が近いとの見方が広がり、リスクセンチメントの改善からNYダウは終値ベースで過去最高値を更新しています。一方で為替市場では、FRBによる金融緩和継続、新規失業保険申請件数やフィラデルフィア連銀景況指数の予想外の悪化で一時米10年物国債利回りが0.88%台まで急低下したことから、ドル円は102.88まで急落する場面がありました。ただ、その後利回りの急回復とともに103円台を回復して東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は昨晩の下落で当面のサポートとみられていた11/6安値103.18を下抜けて、三角持ち合いからいったん下放れする動きとなりました。現時点では再び103.18を回復していますのでだましの可能性も否定できませんが、このところのレンジ相場を下抜けて、今年3月の安値101.19までの下げ余地が広がったと考えたほうがよさそうです。

先ほど日銀は今年最後の金融政策決定会合の結果を公表。政策金利、10年物国債利回りの目標の0%等は据え置きましたが、各種の施策を点検し3月に結果を公表すること、コロナ対応プログラムの期間をこれまでの21年3月までから6か月間延長することなどを発表しています。これを受けドル円は小幅に円安に動き一時103.42まで高値を更新しています。午後は、詳細説明があると思われる15:30からの黒田総裁記者会見に注目が集まりそうです。

ドル円小幅反発 103円台前半で堅調推移

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