ドル円:7月7日のファンダメンタル分析
欧州市場の不安再燃
東京市場では、前日から再燃した英国発のリスクオフ相場が強まり、ポンドは1.28割れと1985年6月以来の安値(1985年2月に付けたポンドの史上最安値は1.0360レベル)となり、株安、円高が進行する流れとなりました。ポンドは前場に安値を付けて以降は反発しましたが、ドル円の戻りは弱く欧州市場に入り夜間取引で225先物が15000円の大台に近づくと同時に安値100.20レベルと、こちらも100円の大台目前の水準まで円高が進みました。NY市場に入ると株価が反発、それにともないドル円も短期筋のショートカバーが入ったことで結局は朝方の水準まで行って来いとなりました。
ドル円:7月7日のテクニカル分析
ドル円は、英国発のリスクオフ相場が再開し、英国の不動産ファンドの解約一時停止等、実際に目に見える形で不安が強まったことから、円買いが進むこととなりました。国債にも買いが入り20年国債もマイナスと、日本国債自体は決して安全資産とも思えない面はありますが、逃避資産に資金が動いています。英国は英中銀総裁の経済に対する懸念発言や、党首選に向けた政治的不透明感と、いったんポンドは反発したものの長期的な下げの流れに対する不安が常に市場を覆っています。ドル円も明日の雇用統計を前に神経質な流れとなりそうですが、そう遠くないうちに再び100円の大台割れを見る流れが出て来るでしょう。本日は戻り売りを考え、101.40レベルをレジスタンスに、100.60レベルをサポートとする流れを見ておきます。
オーダー/ポジション状況
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