ドル円:6月22日のファンダメンタル分析
やや円売り優勢だが投票前に引き続き予断を許さない状況
英国国民投票に対する懸念後退の中、ポンドは引き続き強い地合い。その流れから東京市場ではユーロドルも堅調な動きを示す展開が続いていましたが、ドル円は寄り付き直後の株価が弱かったことから一時103.58レベルと安値に迫る動きを見せました。その後は急速に値を戻すことになりますが、NY市場ではイエレン議長の議会証言で7月利上げの可能性も残す一方でドラギECB総裁は追加緩和の可能性を示唆し、ユーロドルが急速に値を崩す展開となりました。ドル円はユーロドルのドルの動きに追随し、引け間際には105円台乗せ、その後やや押してのクローズとなっています
ドル円:6月22日のテクニカル分析
16日安値の103.54と、21日安値の103.58のダブル・ボトムからの上昇
ドル円は、先週に続き103円台半ばを試しに行ったものの抜けられず反発したことで、短期的には105円台の売りと103円台の買いに挟まれるレンジの中、明日の英国国民投票を前にそろそろ動きにくい流れになってきた様子です。何も無ければ買い戻しが優勢となるのでしょうが、残留支持、離脱支持ともまだ予断を許さない程度の差しか無いこともあって、24日東京前場から昼にかけて大勢が判明するまでは、もみあい継続となるでしょう。本日は104.50レベルをサポートに、105.10レベルを中心レンジと見ていますが、徐々に警戒が高まってくると思わぬ振れもあり得ますので、その点には十分な注意が必要です。
オーダー/ポジション状況
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