ドル円反落 緊急事態宣言への警戒感からの日経上げ幅縮小で (4/7午前)

7日午前の東京市場でドル円は反落。

ドル円反落 緊急事態宣言への警戒感からの日経上げ幅縮小で (4/7午前)

ドル円反落 緊急事態宣言への警戒感からの日経上げ幅縮小で

7日午前の東京市場でドル円は反落。朝方は海外時間でドル買いが進行した流れを受け109円台前半の高値圏で取引が始まりました。しかし、同じく高値寄りし、一時前日比600円高近くまで上値を伸ばした日経平均が、本日出される予定の緊急事態宣言への警戒感から上げ幅を縮小すると、ドル円も失速し109円を割り込む動きとなりました。結局日経平均午前は232円高で終了、東京時間正午現在ドル円は108.90レベルでの取引です。

昨晩はニューヨーク州のクオモ知事が、州内の死者数増加のペースが鈍ってきたことから同州での新型コロナウイルス感染拡大が落ち着きつつあるとの認識を示し、また、イタリア、フランス等の新規感染者数も減少してきていることからリスク選好が回復、NYダウは1,627ドルと大幅に上昇し、ドル円も堅調に推移しました。一方で英国のジョンソン大統領の容体悪化が伝えられたことでポンドが急落するなど、新型コロナウイルス関連の材料は未だ好悪まだら模様です。

テクニカルにはドル円は先週末からの上昇で21日移動平均線、200日移動平均線を上放れ、本日108.98レベルの90日移動平均線がらみ。本日は109.58で一目均衡表の「雲」がねじれており、ここを抜けると上値が広がりそう。一方下値は108.28、34と近い位置に21日移動平均線と200日移動平均線があって、一旦はサポートとなる見込みです。

安倍政権は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今夕、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡を対象とした緊急事態宣言を発出する見通しです。これによって生じる大規模な景気後退に対応し、すでに総額108兆円規模の緊急経済対策が発表されていますが、これまでに経験のない事態であり、影響を見極めるまでは円要因としては動きにくい状況です。

ドル円反落 緊急事態宣言への警戒感からの日経上げ幅縮小で

ドル円日足

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