豪州政策金利(キャッシュ・レート・ターゲット)の予想
本日、キャッシュレート（政策金利）が発表されます。
豪州準備銀行（中銀）政策金利予想（4月7日9時00分現在）
・現行の0.25％を据え置き エコノミストのレンジはなし（全員0.25％予想）
豪州中銀は、3月19日の臨時会合でキャッシュレートを0.25％に下げました。それに先だって行われた3月3日の通常金融政策で0.25％下げましたので、3月中は合計0.5％の利下げを実施しました。さすがに今回は据え置き予想になっています。19日にはこの他にも豪州3年債イールド目標を0.25％にするなど、コロナウィルスにより発生が予想される経済悪化や流動性欠如に対応する対策をとっています。従いまして、今回は無風と思いますが、万一追加緩和策が出るとすれば、流動性拡大策になりそうです。
政策金利推移（2020年3月末までと4月予想値…赤い線より右側）
エコノミストの先々見通しは下記となっています。
前回までは2020年第3四半期以降に0.25％までの利下げ見通しでしたが、既に0.25％まで利下げ実施ですので、年内は据え置き予想になっています。ゼロ金利やマイナス金利予想は今のところありません。
尚、中銀の前回（3月19日開催の記者発表）の緩和策部分の要旨は下記になっています。
（以上）
(注)本文はあくまで英文の一部を訳したものですので、和訳はあくまで便宜的なものとしてご利用頂き、適宜、英語の原文をご参照して頂きます様お願いします。
下図は豪ドル米ドルの日足です。中期はラインA（＝0.6550）の豪ドル安トレンドを継続しています。3月上旬から急落した豪ドルは、3月19日の中銀緊急利下げ時の底値0.5510米ドルを付けてから大きく戻しましたが、先週にサポートラインBを切ったことで短期的には再度豪ドルの下値リスクが高くなっています。現在はラインCの0.6220、ラインDの0.5980米ドルのレンジ内で上下を繰り返していますが、下限を切った場合はラインBの開始時点0.5670、ダブルボトム0.5510米ドル方向のトライになりそうです。逆に上値はラインEの0.6325、とAの0.6550米ドルがポイントになります。
尚、途中のサポートや抵抗線についてはシカゴポジション224をご参照願います。
次回金融政策発表は2020年5月5日（火曜日）に予定されています。
（4月7日9:55、1豪ドル＝0.6105米ドル）
豪ドル米ドル日足
オーダー/ポジション状況
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日本時間2020年4月7日朝10時30分に発表予定にです。
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