日経平均株価と日銀
来週の日銀会合においてETF購入枠の増枠思惑がある中、最近の日経平均株価急落と日銀のETF購入額増が個人的にはとても気になります。というのも2月末の段階で日銀の平均コストが19,600円台と言われていましたが、既に含み損の水準となっています。また、日銀の資本から考えると13,700円を割り込むと債務超過になるとも言われています。
それぞれの水準を日経平均株価の週足チャートに示してみます。
黄緑の水平線が平均コスト、赤の水平線が債務超過ラインです。
現在の水準はテクニカルには2016年安値と2018年高値の78.6%(61.8%)押しとなっていて、いったんは下げ止まりやすい水準とも言えます。しかし、NYダウも下げ止まりませんし、東京オリンピックの延期も取りざたされていて、現在の水準で止まらないと2016年安値が視野に入り、そこも下抜けると債務超過ラインもあながち無いとは言えない水準となってしまいます。
世界の中銀の中でも満期の無い株を購入しているのは日銀くらいですが、果たしてここから株安がどうなるのか、そして日銀債務超過ということにでもなれば、日本売りということで国債安と円安も同時に起こるトリプル安ということもあり得るかもしれません。
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.11.23
来週の為替相場見通し『トランプトレードと円キャリーの組み合わせがドル円を下支え』(11/23朝)
ドル円は、今週前半にかけて、一時153.28まで急落する場面が見られましたが、週末にかけては一転154円台後半へと持ち直す動きとなりました。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.11.22
東京市場のドルは154円台後半で推移、日銀による追加利上げ観測が円安のブレーキ役に(24/11/22)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、日本株のしっかりとした推移を材料にじり高の展開となり154円台後半で推移した。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.11.22
ドル円 値動きそのものは激しいが、結果レンジ内か(11/22夕)
東京市場はドルが小高い。やや激しめの乱高下をたどるなか、最終的にドルは高値引け。
-
日本円(JPY)の記事
Edited by:山中 康司
2020.11.09
日経平均29年ぶり高値 11月9日アップデート
6日の日経平均株価はザラバ高値(24389.00)、終値(24325.23)ともに1991年11月以来の高値ですから、たしかに29年ぶりの高値です。
-
日本円(JPY)の記事
Edited by:橋本 光正
2020.01.20
日本銀行金融政策決定会合の予想(2020年1月20日・21日開催)
2020年1月20日・21日開催 東京時間21日昼頃に政策金利の公表見込み、同15時半から黒田総裁定例記者会見予定です。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。