ドル円153円近辺、重要イベント多く控え調整色強まる (10/29午前)

29日午前の東京市場でドル円は小幅反落。

ドル円153円近辺、重要イベント多く控え調整色強まる (10/29午前)

ドル円153円近辺、重要イベント多く控え調整色強まる

29日午前の東京市場でドル円は小幅反落。朝方、153.29レベルで取引の始まったドル円は、序盤、同水準前後でもみ合った後、もみ合いながら下値を切り下げる動きとなり仲値公表前に153円割れ。その後は153円を挟んでの一進一退となり、安値は152.85までで、東京時間正午現在は152.98での取引です。

日経平均株価は、政局不透明感等から売りが先行したものの、好決算銘柄等に物色買いが入り、前日比プラス圏に浮上、金融、公益事業等が牽引してその後も上げ幅を広げ、213円高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場で、ドル円は、東京時間につけた高値153.88から欧州序盤にかけての米長期金利急低下を受け152.41まで急落。しかしその後は発表されたダラス連銀製造業活動指数が予想を上回ったこと等から米長期金利が急上昇し、ドル円も153円台前半を回復し、153.30レベルでアジア時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、昨晩の上昇で、年初来高値161.95からの下落の61.8%戻し153.40を一時上抜けましたが、終値では割り込み、本日高値も153.36までと、一旦このレベルがレジスタンスとなっています。市場は今週から来週にかけ、米コアPCEや雇用統計、日銀政策決定会合、FOMC、大統領選と大きなイベントが相次ぎ、各市場とも調整色が濃くなってきています。
一方、ドル円は9/16安値139.58を底値に強いドル買いトレンドを示しており、特段のドル売り材料にぶつからない限りは、上記レジスタンスを超え、同フィボナッチの76.4%戻し156.67を目指す方向に進む可能性が高そうです。

ドル円153円近辺、重要イベント多く控え調整色強まる

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