ドル円111円台半ば 下落後は方向感失う(4/26午前)

26日の午前の東京市場でドル円は方向感無く推移。 

ドル円111円台半ば 下落後は方向感失う(4/26午前)

ドル円111円台半ば 下落後は方向感失う

26日の午前の東京市場でドル円は方向感無く推移。 
昨晩の海外市場では米株式市場が安く始まったことからリスク回避の円買いが進行、一時111.38の安値をつけましたが、その後は株価が反発したことから111円台後半を回復してアジア時間を迎えました。
尚、昨晩ワシントンでムニューシン財務長官と会談した麻生財務相は日米協議で貿易と為替のリンクについて改めて米側に反対したと明らかにしました。また、為替について財務相間で話すことを確認したと述べましたが、議論の詳細は明らかになっていません。ただ、少なくとも現時点で米側の強硬な要求をのまされたとは受け止められなかったことから、一旦このテーマから来る円高懸念は後退したと考えられます。

朝方いくつかの本邦経済指標が発表され、4月の東京都区部CPIが前年比+1.4%と事前予想を上回った反面、3月の失業率は2.5%に上昇、また、3月の鉱工業生産は前年比−4.6%と予想外の落ち込みを見せています。ドル円は指標には無反応でしたが仲値に向けてやや上昇、東京時間11:30現在は111.65近辺で方向感の無い取引となっています。日経平均は前場152円安で終了、10連休を前に本邦勢は各市場ともに手控えムードが広がっています。

為替市場は今晩の米第1四半期のGDP発表待ち、事前予想は+2.3%と前期をやや上回る数値となっています。イースター明けの海外勢を中心とする米景況感回復への期待ムードを裏づける結果となればドル買いが再燃することもありえそうです。

ドル円111円台半ば 下落後は方向感失う

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