米国第1四半期GDP速報値の予想

発表予定は日本時間4月26日21時半です。

米国第1四半期GDP速報値の予想

米国第1四半期GDP速報値の予想

米国第1四半期GDP速報値の予想

(今回発表予想)4月25日10時現在

明晩(26日日本時間21時30分)に米国の第1四半期の速報値が、同時に個人消費、コアPCEデフレータが発表されます。
色々な論調を見ますと、既に1QのGDPは過去の数値と見ており、経済は改善傾向を辿っているとの見方が一般的です。従い、余程悪い数値が出ないとサプライズにはならない様子です。
その1Q予想数値は前4Qと同じ2.2%になっています。但し、予想レンジは1.0〜2.9%と幅広く、しかも今週初の予想値平均+2.0%から+2.2%に上げています。直前には更に変わることも予想されます。

米国第1四半期GDP速報値の予想  2枚目の画像

(上)GDP推移(前期比年率ベースと3四半期移動平均線:1Q予想値を加味)
(下)GDP推移(前年同期比ベース)

多くのエコノミストは、2Q・GDPからは平均以上の伸びに戻ってくると見ています。その要因として、消費支出の回復、貿易赤字幅の減少、堅調な労働市場を挙げています。そして、低インフレ経済は続き、FRB自体、利上げ計画は最早持っていないのではないかと分析しています。
因みにアトランタ連銀GDPナウは3月中旬時点の0.3%付近から4月19日現在には2.8%までの改善を見せています。

相場は米経済好調を先取りした感じのドル買いで112円台に乗せてきました。
上値抵抗線は112円30銭〜40銭、112円70銭〜80銭にありましたが、最初の抵抗線はそこそこ強いので、NY終値でその水準を越えたことを確認したいところです。
下値は111円70銭〜80銭、111円10銭〜20銭にありますが、現在のドル強調地合いを維持するには110円60銭〜70銭のサポートを守られる必要があります。
(4月25日10:45、1ドル=112円05銭、1ユーロ=1.1151米ドル)

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