FOMCの声明後のドルインデックス(1/31)

現状どの程度までのドル安を想定しておくべきなのかを、ドルインデックスの日足チャートから求めてみましょう。

FOMCの声明後のドルインデックス(1/31)

ドルインデックス

昨日のFOMCの声明は想定内とはいえ、かなりハト派寄りであったことから為替市場ではドル売りの動きとなりました。株式市場は利上げ打ち止め感から短期的には買い材料とはしていますが、引き続き貿易摩擦の影響が企業収益に悪影響を及ぼしますし、連邦機関閉鎖の影響も今後出てくることを考えると、このまま上がり続けるとも思えません。

株式市場が下落に転じる時の為替市場は当然リスクオフでドル売りに反応するでしょうから、現状どの程度までのドル安を想定しておくべきなのかを、ドルインデックスの日足チャートから求めてみましょう。

ドルインデックス

こうして見ると11・12月で天井圏を形成し、更にその両側の10月と1月が肩にあたるヘッド&ショルダー型の高値圏を形成中であることがわかります。仮に今回の下げが1月安値を下抜けると、12月高値97.52から1月安値94.64への下げ、その後の96.38の戻りを3点とする逆N波動(ピンク)を想定することが可能です。

その場合の100%エクスパンションが93.49(青のターゲット)と現在の水準94.93と1.5%程度のドル安水準となり、これをドル円にあてはめると107.10レベルとなります。またその水準まで下げると1月3日の105円割れも視野に入ってきそうですから、株式市場の値動きには今まで以上に注意が必要でしょう。

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