円レンジ取引1ヵ月、ただ、いましばらく続くか(8/20)

週明けの20日の東京市場は、110円半ばを挟んだレンジ取引。終日を通し値幅はわずかに20ポイント強、引き続き方向性は乏しかった。

円レンジ取引1ヵ月、ただ、いましばらく続くか(8/20)

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週明けの20日の東京市場は、110円半ばを挟んだレンジ取引。終日を通し値幅はわずかに20ポイント強、引き続き方向性は乏しかった。

週末にそれほど大きな材料がなかったこともあり、先週末のNYクローズに近い110.55-60円で寄り付いたものの、新規材料に欠けたことで動意も限られている。110円半ばを挟んだレンジ取引、110.40-65円といったボックス相場に終始し、明確な方向性は示されなかった。16時時点では110.60円前後で推移し、欧米時間を迎えている。

週明けの20日の東京市場は、110円半ばを挟んだレンジ取引。終日を通し値幅はわずかに20ポイント強、引き続き方向性は乏しかった。

週末にそれほど大きな材料がなかったこともあり、先週末のNYクローズに近い110.55-60円で寄り付いたものの、新規材料に欠けたことで動意も限られている。110円半ばを挟んだレンジ取引、110.40-65円といったボックス相場に終始し、明確な方向性は示されなかった。16時時点では110.60円前後で推移し、欧米時間を迎えている。

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先週は結局1週間を通して1.3円ほどの価格変動にとどまるなど、動きは依然として鈍い。そんな先週を含めた過去1ヵ月程度と範囲を広げても、トータルレンジは、ざっくり110.10-112.15円で、約2円程度の値動きに過ぎず、当然のことだが方向性は判然としない。振り返ってみると、今年のドル/円は2円程度のレンジ取引が長期化することが多く、直近でいえば6月から7月上旬にかけても、まさにそんな展開だった。

ちなみに、前回のレンジ取引では、そののち保ち合いを上放れし、2円強値が飛んでいる。今回でいえば、上放れた場合に114円台、下放れなら108円程度がターゲット−−となりそうだが、果たして結果は如何に!?

材料的には、週間を通して米中を中心とした「米貿易問題」が注視されそうだ。22-23日に次官級協議が実施される「米中貿易問題」がとくに注目され、落とし所を見極めたいとの向きは少なくない。なお、そうしたなか先週末にトランプ米大統領が「我々にとって重要な『ドル』に資金が流入しつつある。これまであまり見られなかったこと」とツイッターに投稿したことで、為替に関するスタンスの変化の可能性も取り沙汰されていた。

テクニカルに見た場合、引き続き日足は一目均衡表の先行帯の雲の中での一進一退だ。ちなみに、雲は本日110.45-111.25円に位置している。底堅さも感じるが、どちらかと言えば上値の重さが堅調になりつつあるだけに、一目でいえば雲の下限割れを試すような展開には一応の注意を払っておきたい。
仮に下限を割り込んだ場合には、今月安値の110.10円あるいは移動平均の200日線が位置する109.90円前後などがターゲットに。

一方、材料的に見た場合、本日は目立った米経済指標の発表などはとくに予定されておらず、そうした意味ではやや動きにくい雰囲気。ただ、ボスティック・アトランタ連銀総裁による講演などが実施される見込みで、それらには注意を払いたい。
また、明日からの「犠牲祭」休場を前にトルコの金融市場は本日も短縮取引となるため、最後の駆け込み的な動きを警戒する声も聞かれていた。トルコリラの動きなどがユーロなどには波及し、やがてはドル/円の変動にも繋がりかねないかもしれない。

そんな本日欧米時間のドル/円予想レンジは、110.20-111.10円。ドル高・円安方向は、一目均衡表の転換線が位置する110.75-80円が最初の抵抗か。上抜ければ16日高値の111.12円や一目の雲の上限が位置する111.25円などがターゲットに。

対するドル安・円高方向は、先週末のNY安値である110.32円をめぐる攻防にまずは注視。割り込んだ場合には今月安値の110.10円、そして110円割れも否定出来なくなりそうだ。

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