相場変動時のビットコインと為替レート(7/31)

本日の日銀会合では発表が遅れたことに加え、新たな枠組みが示されたこともあって、為替レートは一時的に振れる展開を見せました。

相場変動時のビットコインと為替レート(7/31)

相場変動時のビットコインと為替レート

本日の日銀会合では発表が遅れたことに加え、新たな枠組みが示されたこともあって、為替レートは一時的に振れる展開を見せました。全体としてはこれまでの緩和政策の枠を外すものではありませんので、事前の緩和政策の部分的な縮小思惑には至らず、結果としてドル円はやや円安に動く結果となりました。

こうした中で仮想通貨の建値はどうなのかを久しぶりにチェックしてみました。これは仮想通貨では対ドルと対円と両者がクオートされていますが、実際の為替レートをあまり反映していないことが多く、時によっては驚くほど乖離したレートがクオートされていたことがあったためです。

ここでは、仮想通貨羅針盤でもレートやチャートを見ることが出来るinvesting.comが生成している複数業者の平均レートを使って実際の為替レートと比較してみました。差異をチェックするのは13:00〜13:05の6分間の比較で十分でした。

左から時刻(1分足終値)、ビットコイン(対円)ビットコイン(対ドル)、これら2つを合成して得られるドル円レート、実際のドル円レートです。

相場変動時のビットコインと為替レート

仮想通貨の場合、スプレッドが広いためにレート自体の差はかなり出てしまうことが一般的ですが、ここでは実際のドル円レートの動きに合成で得たドル円レートが追随していないというところが、まだまだ仮想通貨の市場は他市場を見ていないことの表れだと言えます。

通常の金融市場では、為替市場、金利市場などがそれぞれ影響しながら動いているため、このような動きはまず起こり得ません。仮想通貨のスプレッドが狭かったらアービトレージで動くことも出来ると思わせる動きだと言えるでしょう。

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