ドル円上昇112円に接近
1日の海外市場でドル円は上昇。深夜に一時111.96まで上昇した後、東京時間7:00現在も111.85レベルの高値圏での取引です。昨日の日銀の政策決定会合はフォワードガイダンス効果か、海外では大規模緩和の継続と額面どおりに受け止められ円売りが継続しました。
また、本日にも中国からの160億ドル相当の輸入品に追加関税が発動されるとされている中で、米中が貿易戦争の回避を目指して交渉再開を模索しているとの報道がでたこともドルの下値を支えました。
テクニカルにはドル円は昨日の上昇で本日111.57レベルの21日移動平均線を上抜けてきており、短期的にはドル強気の形。
ただ、今晩のFOMC結果発表、金曜の雇用統計等のイベントを控えて本日日中はポジションを傾けにくい状況であること、加えて、米ワシントンポスト紙が北朝鮮が平壌近郊の工場で新たなICBMを製造していると報道、これに対しポンペイオ国務長官もそれらを製造する原材料の生産が続いていることを議会で認めており、北朝鮮の非核化進展を成果として誇るトランプ大統領の主張との矛盾が次第に明らかになりつつありこともドルの上値を抑えそうです。
そうした中で本日東京時間は昨夕の黒田総裁の記者会見を株式、債券市場がどのように消化するかが注目されます。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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