ドル円110円台後半へ上昇、強い指標で(6/15朝)

昨晩の海外市場でドル円は反発。発表となった5月の米小売売上高が予想外に昨年9月依頼の強い数字となったこと、輸入物価指数も強めに出たことがドルを支えました。

ドル円110円台後半へ上昇、強い指標で(6/15朝)

ドル円110円台後半へ上昇、強い指標、ユーロドルでのドル急騰で

昨晩の海外市場でドル円は反発。ECBとFRBの政策の温度差からユーロドルでドルが急騰したこと、発表となった5月の米小売売上高が予想外に昨年9月以来の強い数字となったことがドル円でもドルを支えました。

昨晩は注目されたECB理事会では年内の債券購入プログラム終了方針が決まりましたが、9月終了ではなく12月まで半額に減額してのプログラム継続が明らかとなったこと、市場が来年早々にも期待していた政策金利の引き上げが、少なくとも2019年夏までは現状金利を維持すると表明されことで、早期金融引き締めを期待していた市場に失望感が広がりました。ECBのステートメント発表直後に一旦1.1851まで上昇したユーロドルは、一時1.1567まで実に284ポイントの落差で急落、東京時間早朝も1.15台後半の安値圏で取引され、ユーロ円も一時128円割れまで下落しています。

本日は日銀の政策決定会合の結果公表がありますが、今週米欧が相次いで一段の金融引き締めに舵を切った中で、日銀と黒田総裁が将来的な金融政策正常化にどのような姿勢を示すかが注目されます。従来どおりの緩和方針継続のみということになると、米>欧>日の景気回復と金利上昇の速度差が普段以上に際立つこととなり、ドル円の下値は限られそうです。

尚、今朝方米サンダース報道官は中国の関税に関して決断を下したと述べましたが内容についてのコメントはありませんでした。
本日は通常昼ごろの日銀金融政策決定会合の結果公表と15:30からの黒田総裁記者会見が予定されています。

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る