ユーロ 日中横ばいの後11/15高値を上抜け(11/24夕)

祝日明けの東京市場でユーロドルは高値圏で横ばい推移。

ユーロ 日中横ばいの後11/15高値を上抜け(11/24夕)

ユーロ 日中横ばいの後11/15高値を上抜け

祝日明けの東京市場でユーロドルは高値圏で横ばい推移。
22日の海外市場でドル安が進んだ流れを受けて1.1850をはさんでの小動きが続きました。
しかし、先ほど18:00に発表された11月のドイツのIFO景況感指数が市場予想を上回り過去最高を更新、また期待指数は108.80の予想に対し111.0と大幅に上ぶれた事からユーロドルは11/15の高値1.1861を上抜け、19:00現在までで高値1.1875をつけています。

ユーロは9/25以降ドイツの総選挙でメルケル首相率いる与党キリスト教民主・社会同盟が議席を減らしたことをきっかけに、それまでの上昇トレンドをはずれ、現在までの横ばい、下値探りが続いてきました。しかしここへきて、連立継続を拒んだ第二党の社会民主党が、大統領の説得により連立協議に応じると報じられたことからやや空気が変わりつつあります。
もし、社会民主党との再連立の道が開かれれば、ドイツ総選挙後のユーロの不安材料がある程度払拭できることとなることから、メルケル首相が今後、自由民主党、緑の党との連立失敗を「雨降って地かたまる」の逆転劇に持ち込めるのかが注目されます。
奇しくも9/25のユーロの下落に追い討ちをかけたのが同日発表された9月のドイツIFO景況指数の予想外の悪化だったことなども考えると、そろそろユーロの本格的上昇再開の可能性を検討すべき時期に来ているのかもしれません。

ユーロドルの次の節目は10/12高値1.1880。このレベルは9/25以降の戻り高値であり、一目均衡表の雲の上限1.1877とも近く、また直近の高値9/8の1.2092からの下落の61.8%戻しも1.1886レベルにあります。現在の水準1.1870レベルから1.1900までのレンジのクリアは大きな意味を持ちそうです。

序盤の欧州株価指数先物はまちまち。この後ユーロ圏に予定されたイベントは無く、23:45には米製造業PMIの発表がありますが、米国は感謝祭翌日で本日は株式、債券市場が短縮取引。市場の本格的動意は週明け以降でしょうか。

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