円相場と主要指標 (17/11/9)

先日内輪で勉強会を行った際に「円相場と株価は正相関と言われる割にドル円は上値が重い。いっぽうでドルインデックスともまったく異なった動きをしている。

円相場と主要指標 (17/11/9)

円相場と主要指標

先日内輪で勉強会を行った際に「円相場と株価は正相関と言われる割にドル円は上値が重い。いっぽうでドルインデックスともまったく異なった動きをしている。いまは米国の長期金利だけ見ていればよいのか」といった質問が寄せられました。

今日はその時に使ったチャートを見てみましょう。ドル円日足チャート(最上段、1か月を四角で囲み)の下に、日経平均株価(緑)、米国10年債利回り(紫)、ドルインデックス(ピンク)、ユーロドル(反転も表示、水色)となっています。

円相場と主要指標

ドル円日足チャート(最上段、1か月を四角で囲み)の下に、日経平均株価(緑)、米国10年債利回り(紫)、ドルインデックス(ピンク)、ユーロドル(反転も表示、水色)

こうして見ると、9月以降の日経平均株価の上昇には目を見張りますが、ドル円はそこまでのリスクオンにはなっていませんし、間には目立った押しも入っています。いっぽうで、米金利の動きとドル円の動きは7月以降かなり似た動きを辿っていて、直近では2.475%まで上がったものの、2.4%前後に来ると利回り低下という動きを繰り返しています。この水準がドル円では114円台半ばに相当していて、現状ではもっとも相関が高い金融商品と言えます。

また、ドルインデックスはユーロの比率が高いため、ユーロドルの動きに影響を受けやすいのですが、実際にユーロドルを反転させた動きとドルインデックスの動きは全く同じと言ってよい状況が長らく続いていて、現在のドルインデックスは水準的にもあまり他の相場動向の参考にはし辛いと言えるでしょう。

いつデカップリングが起きるかはわからないものの、米国長期金利がやはりドル円の動きを考える際には参考になるというのが現状という結論でした。

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る