<< 東京市場の動き >>
5日の東京市場は、ドル安・円高。と言うより、円は対ドル以外、対ユーロやポンドなどクロスでも強く全面高の様相だった。ドル/円は寄り付きからしばらくは底堅い値動きをたどったが、その後再びドル売り・円買いが優勢になると、109.20円レベルまで一時値を下げている。
109.65-70円レベルで寄り付いたのち、しばらくはドル小じっかり。109.80-85円の日中高値を記録する局面も観測されていた。しかし、110円に届かず流れが反転、そこで北朝鮮に絡む報道がなされたことが嫌気されると、途中でストップロスを巻き込みドルが急落している。109.20円まで値を下げたのち、やや回復するも上値は重い。16時時点では、109.25-30円で推移し、欧米時間を迎えている。
5日の東京市場は、ドル安・円高。と言うより、円は対ドル以外、対ユーロやポンドなどクロスでも強く全面高の様相だった。ドル/円は寄り付きからしばらくは底堅い値動きをたどったが、その後再びドル売り・円買いが優勢になると、109.20円レベルまで一時値を下げている。
109.65-70円レベルで寄り付いたのち、しばらくはドル小じっかり。109.80-85円の日中高値を記録する局面も観測されていた。しかし、110円に届かず流れが反転、そこで北朝鮮に絡む報道がなされたことが嫌気されると、途中でストップロスを巻き込みドルが急落している。109.20円まで値を下げたのち、やや回復するも上値は重い。16時時点では、109.25-30円で推移し、欧米時間を迎えている。
<< 欧米市場の見通し >>
連日、北朝鮮に関するニュースばかりで、マーケットはそれに右往左往する展開が続いている。さすがに食傷気味なのか、それとも織り込まれた部分が多いのか、以前ほどの影響力はうかがえないが、それでも波乱要因かつ要注意ファクターであることは間違いない。北朝鮮の建国記念日にあたる週末9日がXデーとされ警戒感を醸していたが、先でも指摘したように「9日の前に発射の可能性もある」とされることから、本日の欧米時間にかけても引き続き注意を払いたい。
テクニカルに見た場合、ドルの下値不安がジワリと拡大している感。先週記録した前回安値108.27円を起点とした短期フィボナッチの観点からすると、上げ幅の半値(50.0%)戻し109.45-50円を下回り、61.8%戻しの109.20円レベルの攻防となっている。仮に同レベルを割り込むようだと、76.4%戻しは108.85円レベルとなり、先月29日以来の109円割れを否定出来なくなりそうだ。
一方、材料面を見た場合、7月の製造業受注指数や同耐久財受注確報といった米経済指標が発表されるほか、ブレイナードFRB理事をはじめとする複数の米通貨当局者による講演が予定されている。ちなみに、後者に関しては、中立もしくはハト派とされる地区連銀総裁などが多いものの、発言内容はそれほど弱いトーンにはならないとの見方が有力だ。むしろ、発言内容そのものはドルの下支えになる公算が大きいのかもしれない。
また、繰り返し指摘しているように北朝鮮情勢には引き続き注意する必要があるほか、「債務上限引き上げ問題」を中心とした米議会の動きなども波乱要因として注意を払っておきたい。
以上を踏まえた本日欧米時間のドル/円予想レンジは、108.80-110.00円。ドル高・円安方向は、本日東京時間のドル高値にあたる109.80-85円の攻防をまずは注視。近いレベルである109.90-110.25円は、昨日埋めきれなかったギャップにあたるため、110円前後はことのほか強い抵抗となる可能性もある。
対するドル安・円高方向は、前述した短期フィボナッチの61.8%戻しにあたる109.20円レベルなどが目先のサポートか。割り込むようだと名実ともに108円台が見えてくる。(了)
オーダー/ポジション状況
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