ドル円 テクニカル週報(2024年10月第3週)

直近の日足は小陰線で終え、前日の上げ幅を失っていますが、下値を切り上げる流れに変化なく、短期トレンドは“ドル強気”の流れを維持しています。

ドル円 テクニカル週報(2024年10月第3週)

“ドル強気”の流れ。148円割れで終えた場合は短期トレンドが変化

直近の日足は小陰線で終え、前日の上げ幅を失っていますが、下値を切り上げる流れに変化なく、短期トレンドは“ドル強気”の流れを維持しています。一方で反発に転じて上値トライの流れに戻した場合でも151円台後半に中期的に見た強い上値抵抗が控えていることや、中期トレンドがまだ弱い状態にあることから、151〜152円台の抵抗を一気に上抜けるにも無理があると見られます。
また、148円を割り込んで終えた場合は、日足の形状が悪化して下値余地が拡がり易くなります。この場合は144〜145円台の足元の強さを確認する動きが強まると見られますが、ここまでの下げは調整下げの範囲内となります。

“ドル強気”の流れ。148円割れで終えた場合は短期トレンドが変化

日足の上値抵抗は150.10-20,150.80-90,151.80-90,152.30-40に、下値抵抗は149.10-20,148.70-80,148.10-20,147.20-30にあります。
21日移動平均線は146.82に位置しており、短期トレンドは“ドル強気”の流れにありますが、120日、200日線は151.72と151.31に位置しており、中期トレンドは“ドル弱気”の流れに変わりありません。

一方直近の週足は、値幅の小さい陽線引けとなり、小幅続伸して越週しました。上昇余力に欠けるものであることから、小反落の可能性がありますが、短期トレンドが強い状態を保っているので急落にも繋がり難いと見られます。
但し、148.00-10の日足の抵抗を下抜けて終えた場合は、調整下げ局面入りの可能性が高くなり、3手前の大陽線の実体にどこまで食い込めるかトライする動きが強まり易くなります。一方で、9月に付けた139.58を直近安値として反転、上昇トレンド入りしてまだ日が浅いことから、調整下げに留まる可能性も高く、短期トレンドが変化した場合でも145.00-10,144.00-10にある週足の抵抗を全て下抜けるほどの下落にも繋がり難いと見ています。
また、可能性が低いと見ていますが、続伸して152.50超えで越週した場合は、154〜155円近辺まで上値余地がもう一段拡がり易くなります。

“ドル強気”の流れ。148円割れで終えた場合は短期トレンドが変化 2枚目の画像

今週の週足ベースで見た上値抵抗は150.80-90,151.80-90,152.50-60に、下値抵抗は148.80-90,148.00-10,147.00-10にあります。
31週、62週移動平均線は151.99と149.83に位置しており、中期トレンドは“ドル弱気”の流れに変わりありません。

上値は、149.80-90に軽い抵抗が、150.10-20にやや強い抵抗が出来ていますが、これを上抜けて終えれば、150.80-90,151.30-40,151.80-90,152.00-10,152.30-40にある一段と強い抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。これ以上はオーバーシュートの領域と見ています。
下値は、149.40-50に軽い抵抗が、149.10-20,148.70-80,148.40-50,148.00-10に強い抵抗があり、下値余地が限られる展開が継続すると見られますが、全て切り崩して148円割れで終えた場合は、短期トレンドが変化して、ドルの下落幅拡大に繋がり易くなります。この場合は146.50-60にある下値抵抗を切り崩しつつ144〜145円台まで下値余地が拡がり易くなります。さらに、142円を割り込んで越週した場合は大陰線の値幅を切り崩して新たな下落リスクが点灯、140円を割り込んで越週した場合は、新たな下げトレンド入りの可能性が生じます。

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