ドル円 テクニカル週報(2024年9月第2週)

直近の週足を見ると値幅の大きい陰線引けとなり上値を切り下げる流れが継続中です。

ドル円 テクニカル週報(2024年9月第2週)

ドル弱気。一段の下落リスクに注意。145.20超えで越週すれば下値リスクが後退

直近の日足は上下にヒゲのある陰線引けとなり、上値を切り下げています。この陰線が下値トライにも失敗した形で終えており、小反発の可能性がありますが、144円割れから新たなドル下げトレンド入りしており、144円台を回復して終えない限り、下値リスクがより高い状態です。また、144円台を回復した場合でも週足の上値抵抗が145.10-20に控えており、これをしっかり上抜けて越週するまでは下値リスクを残します。強い下値抵抗が141.10-20にありますが、割り込んで終えた場合は137.50〜138.50近辺への一段の下落リスクが生じます。但し、このレベルは長期的なサポートポイントであることから簡単には下抜けないでしょう。短期トレンドは144円台を回復して終えれば“ニュートラル”な状態に戻しますが、145.20超えで越週するか日足が146.20-30の抵抗を上抜けて終えない限り、下値リスクを残します。

ドル弱気。一段の下落リスクに注意。145.20超えで越週すれば下値リスクが後退

日足の上値抵抗は143.30-40,143.70-80,144.50-60に、下値抵抗は141.80-90,141.10-20,140.30-40、139.30-40にあります。21日、120日、200日移動平均線は145.65,153.74,151.09に位置しており、短・中期トレンドは“ドル弱気”の流れにあります。

一方直近の週足を見ると値幅の大きい陰線引けとなり上値を切り下げる流れが継続中です。この陰線が145円台の週足の抵抗を下抜けて終えており、新たな下落リスクが生じています。2021年1月に付けた102.59を基点とする長期的なサポートラインが137円台後半に位置していますが、これをトライする流れに入っていると見られ、底打ち確認まで暫くはドルの戻り売り方針が有効です。可能性がやや低いものの、155.10-20の抵抗をしっかり上抜けて越週した場合は、7/11に付けた161.95を基点として上値を切り下げて来た流れから抜け出して、下値リスクが後退します。この場合でも中期トレンドが弱い状態に変わりなく急伸にも繋がり難く、150.40-50の抵抗を上抜けて越週するまでは下値リスクを残します。

ドル弱気。一段の下落リスクに注意。145.20超えで越週すれば下値リスクが後退 2枚目の画像

今週の週足ベースで見た上値抵抗は143.90-00,144.30-40,145.10-20に、下値抵抗は141.60-70,140.20-30,137.70-80にあります。ここまであれば押しは一旦買い場と見ます。但し、可能性が低いと見ますが136円も割り込んだ場合は131〜132円台の超長期的な下値抵抗をトライする動きが強まり易くなります。31週、62週移動平均線は152.70と149.45に位置しており、中期トレンドは“ドル弱気”の流れに変わりありません。

上値は、142.70-80に軽い抵抗が、143.00-10,143.30-40,143.50-60,143.90-00に強い抵抗があり、全てをクリアし切れない可能性が高いと見ていますが、144.10-20を上抜けて終えれば“ニュートラル”な状態に戻して上値余地が若干拡がる可能性が生じます。この場合でも144.50-60,145.00-10,145.40-50、145.80-90,146.20-30に一段と強い抵抗が控えており、全てをクリアして146.30超えで終えるか、145.20超えで越週するまでは下値リスクを残しており、反落の可能性に注意が必要です。
下値は、142.00-10,141.80-90,141.60-70,141.10-20に強い抵抗がありますが、全て下抜けて終えた場合は140.20-30の抵抗を切り崩しつつ一段のドル下落に繋がり易くなります。

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