短期トレンドが変化。上値トライの動き。但し、150円台はまだ壁
直近の日足は高値圏で引ける陽線引けとなり、この足が7/11に付けた161.76を戻り高値として上値を切り下げて来た流れから上抜けた位置で終えており、短期トレンドに変化が生じています。中期トレンドが弱いため急伸にも繋がり難いと見ますが、146.50超えで越週すれば、週足の形状も改善して一段の上昇に繋がり易くなります。逆に144円を割り込んで終えた場合は、立上げの可能性を打ち消して再び下値リスクが高くなります。
日足の上値抵抗は146.20-30,147.10-20,148.00-10,149.20-30にありますが、全てクリアし、さらに150.40-50の抵抗を上抜けて終えれば下値リスクが後退して一段のドル上昇に繋がり易くなります。
日足の下値抵抗は145.30-40,144.90-00,144.50-60,144.00±10銭にあります。全て下抜けて終えた場合は、新たなドル下げトレンド入りの可能性が高くなり、142円台の抵抗を切り崩しつつ140円方向への一段のドル下落に繋がり易くなります。
21日移動平均線は145.99に位置しており、若干上抜けてきましたが“ダマシ”の範囲内です。また、120日、200日線は154.01と151.19に位置しており、中期トレンドは“ドル弱気”の流れに変わりありません。
一方直近の週足を見ると、前週足から下寄りのスタートとなりましたが、下値を攻めきれずに反転し、高値圏で引ける陽線で切り返しています。145.50-60にあった週足の抵抗を実体ベースで守っており、反発余地を探る動きに繋げていますが、7月に付けた161.95を基点として上値を急角度で切り下げる流れからは上抜けきれておらず、今週はこのレジスタンスラインが146.40-50に位置しています。これをしっかり上抜けて越週するまでは下値リスクにも注意が必要です。
また、これを上抜けて越週した場合でも、昨年12月に付けた140.25を基点とするサポートラインを下抜けた状態に変わりなく、下値リスクを残した状態です。150円台にしっかり乗せて越週しない限り、下値リスクが後退せず、戻り余地を試した後の反落の可能性にも引き続き注意が必要です。
また、日足、週足ともに144円を割り込んで終えた場合は、新たな下落リスクが点灯してドルの下落幅拡大に繋がり易くなります。今週の週足ベースで見た上値抵抗は146.40-50,148.00-10,149.40-50に、下値抵抗は144.40-50,144.00-10,142.20-30,141.00-10にあります。
31週、62週移動平均線は152.90と149.48に位置しており、中期トレンドは“ドル弱気”の流れにあります。
上値は、146.20-30,146.50-60,146.90-00,147.20-30,147.70-80,148.00-10に強い抵抗がありますが、どこまでクリア出来るかトライする動きへ。
下値は、145.60-70に軽い抵抗が、145.30-40,145.00-10,144.70-80,144.50-60に強い抵抗が出来ており、下値余地が限られる展開が予想されます。短期トレンドが変化したばかりであるため、ここまで押さない可能性も高いと見ますが、これらを全て切り崩して143.90-00の抵抗も下抜けて終えた場合は、短期トレンドが再び“ドル弱気”に変化してドルの下落幅拡大に繋がり易くなります。
オーダー/ポジション状況
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