ドル円 テクニカル週報(2024年8月第4週)

直近の日足は安値圏で引ける陰線引けとなり、145円台の下値抵抗を守り切れずに終えており、下値リスクが高い状態にあります。

ドル円 テクニカル週報(2024年8月第4週)

一段の下落リスクに注意。146.50超えで終えれば下値リスクがやや後退。

直近の日足は安値圏で引ける陰線引けとなり、145円台の下値抵抗を守り切れずに終えており、下値リスクが高い状態にあります。
144.20-30の日足の抵抗を終値ベースで守っていますが、149円台前半にあった強い上値抵抗にぶつかって反落した流れにあり、下値リスクがより高い状態に変わりありません。144.20-30に日足の横サポートがありますが、144円を割り込んで終えた場合は、新たな下落リスクが生じて8/5に付けた141.69が底値であったかどうかを確認する動きが強まり易くなります。
逆に146.20-30の抵抗をクリアして146.50超えで終えた場合は7/11に付けた161.76を戻り高値として急角度で上値を切り下げて来た流れから抜け出して短期トレンドが変化し、上値余地が拡がり易くなります。この場合でも週足の形状は改善せず、149円台に乗せて越週しない限り下値リスクを残します。

一段の下落リスクに注意。146.50超えで終えれば下値リスクがやや後退。

日足の上値抵抗は145.10-20,145.90-00,146.20-30,147.20-30に、下値抵抗は144.20-30,
143.00-10,142.30-40,141.90-00,140.20-30にあります。
21日、120日、200日移動平均線は147.70,154.14,151.30に位置しており、短・中期トレンドは
“ドル弱気”の流れにあります。

一方直近の週足を見ると、安値圏で引ける大陰線となり、この足が145.50-60にあった週足の抵抗を下抜けて越週しており、新たな下落リスクが点灯中です。144.20-30の日足の抵抗を守って終えていますが、日足、週足ともに形状が弱く、下値リスクにより警戒が必要です。日足が144円を割り込んで終えた場合は、142円台前半にある強い下値抵抗をトライする動きへ。さらに142円も割り込んで越週した場合は、8/5に付けた141.69の直近安値を切り崩しつつ、140円割れトライの動きが強まり易くなります。この場合は2021年1月に付けた102.59を基点とする長期的なサポートラインが位置する138円近辺を意識する動きとなりそうです。逆に、日足が146.50超えで終えれば下値リスクが後退して、反発余地を探る動きが強まり易くなりますが、この場合でも7/3に付けた161.95を基点とする週足のレジスタンスラインが148円台後半に位置しており、149円台にしっかり乗せて越週するまでは下値リスクにより警戒が必要です。また150円台に乗せて越週するまでは“ドル強気”に変化しません。

一段の下落リスクに注意。146.50超えで終えれば下値リスクがやや後退。 2枚目の画像

今週の週足ベースで見た上値抵抗は145.50-60,146.60-70,148.00-10,148.80-90に、下値抵抗は、
142.30-40,141.10-20,140.20-30,138.80-90にあります。31週、62週移動平均線は152.96と
149.44に位置しており、中期トレンドは“ドル弱気”の流れに変わりありません。
上値は、144.70-80に軽い抵抗が、145.10-20,145.50-60,145.90-00にやや強い抵抗が出来ており、反発余地が限られる展開が予想されますが、全てクリアし、さらに146.20-30,146.70-80の抵抗を全て
クリアするか、日足が146.50超えで終えれば下値リスクが後退して、どこまで反発出来るかトライする
動きが強まり易くなります。この場合でも148.00超えに強い上値抵抗が控えており、149円台に乗せて
越週するまでは下値リスクを残します。下値は、144.20-30,144.00-10にやや強い抵抗がありますが、
144円割れで終えた場合は。新たな下落リスクが生じて、143.50-60,143.10-20,142.80-90,142.50-60,142.20-30,141.90-00,141.50-60,141.10-20にある抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。

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